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母のためだけに打ったヒットは・・・

kage

2011/02/04 (Fri)

キーーーーン
私はライト前にヒットを打った。
試合は6対0で勝っていて回は8回2アウトランナーなしのどうでもいい場面でした。
私はこの打席ほど打ちたいと思った打席は生涯ありません。

どんな打席だったか?・・・



母が見に来ていました。


後にも先にも母が私の試合を見に来てくれたのは、この1度だけです。
高校の行事で親が参加しなければいけない日でカレーを作っていました。
カレーを作り終わった母が8回にグランドに来たんです。


母は毎日ユニフォームを洗ってくれて、穴が開けば縫ってくれた。
弁当もお金を渡すことは1度もなく、いつも作ってくれた。
水筒には特性の栄養を考えたジュースを作ってくれた。
「私はいいわ」
父が試合に誘ったときの母の口癖でした。


色々な人に囲まれて試合をみている母に少しでも恩返ししたかった。
私が打つことで母は褒められる。息子を自慢できるはずだから
打たなければいけない・・・そんな打席でした。

打った後、ネット裏の母を見ました。
満面の笑みでこっちを見ていました。
それを見た私は嬉しかった。とても嬉しかった。
自分自身が高揚していました。
結局の所、私は母に頑張りを認めてもらいたかったんだと思います。
頑張っている姿を見てもらいたかったんです。

そしてありがとうをヒットで伝えたかったわけです。


このとき母が私を見ていなかったらどうでしょうか?
私は悲しい気持ちになったと思います。
自分のためとは言え、子供はみんな親に認めてもらいたい願望を
持っています。
だからこそチームメイトの前で親の前でプレーの失敗を怒鳴りつけて
恥をかかせてはいけないんです。
子供はやる気にならないです。
親も一緒になって怒鳴るのは、もってのほかです。
少年野球は礼儀を教える場でもあります。
叱るときは、差し入れに対してお礼を言えなかったときや
挨拶をしなかったとき、後片付けをしなかったとき、道具やグランドを
粗末に扱ったときです。

監督、親は子供が野球をやっているときは、いい所を素早く見つけ
賛美、賞賛を与え続けること、上手くなると信じ抜いてあげることが、
とても大切だと私は思います。



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