中学野球でのランナー3塁エンドランが確実に出来れば・・・

2014/07/31 (Thu)
中学生の指導をしているのですが、ノーアウトや1アウトランナー3塁からのエンドランがうまくいきません。「とにかく転がせばいい」と言っているだけなのに、フライになってしまいます。
この場合、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
ちなみに軟式のスクイズは難しいので、エンドランを多用しております。(なかなかうまく決まりませんが・・・)
これは、常勝軍団を作る上で絶対必要な攻撃です。
これには練習法があります。
これをやれば、成功率は99%です。
その練習法とは・・・・・
その前にス~パ~な話から・・・
私の中学は強かった。
中1のときの3年生は、もう最強で市、郡市、三部大会すべて優勝。
練習試合は無敗という化け物チームだった。
1年生なので居てもいなくてもわからない私は、くそ野郎だったので定期的にさぼっていました。
県でどれぐらい通用したのかは不明です。
だけどその最強3年生の夏は優勝しなかった。
決勝で1対0で負けたんです。
何度もチャンスがありながら、つぶした。
監督はいつか点が入るだろうと舐めていたら、点が入らず終わったと話しています。
この経験から、私たち中学校の野球が変わった。
ランナー3塁は確実にスクイズ。
スクイズだと失敗があるから、打って転がして得点する方式に変えた。
4番だろうが9番だろうが関係なしに、チャンスが来ればエンドランで確実に点を取るチームになり、間違えても弱いチームに奇跡を起こさせない野球をした。
またこれは逆に県大会レベルのチームから勝ちをもぎ取る大番狂わせもすることが出来る。
その結果、その後2年連続で夏の大会は優勝した。
所詮は子供なんです・・・
メンタルで飲まれてしまうことは、往々にしてある。
だから監督がすべてです。
その力をちゃんと発揮できるようにしてやる力が必要。
最近で言えば星陵でしたっけ?
9回8点差を逆転サヨナラ。
高校生でも子供。
飲まれたら終わり。
誤解がないように書いておきますが、決して8点差を逆転されたチームが悪いわけじゃありません。
投手が悪いわけでも、監督が悪いわけでもないんです。
星陵が強かった。
たまたま8点差逆転で、ありえないって話になるかもしれませんが、逆転されたチームがダメなんじゃないってことです。
野球はタイムアウトがない。
時間を稼いで終わりにならないから、恐い。
こういうことはどのチームにも起こる。
実際、私は先発3失点ノーアウト満塁を引き継いで、ワンアウトも取れずに6失点降板したことがあります。
すでに9失点だ。
1回の表で、ボンレスハムにされている。
野球の止められない流れ。
この渦に巻き込まれたら、どんな手を使っても止められないときがあります。
なのでここでは、星陵が強かった。
県の決勝の最高試合だったということを付け加えて、誤解がないようにお読みください。
最低のレベルがどれだけあるかが問われるわけです。
どんな状況下においても最低これが出来るレベルに子供たちを育てた監督が勝つ(これが出来たら苦労しない)
どんな状況でも最低なコンディションでも、アウトコース低めだけは投げられる投手を作る(これが出来たら苦労しない)
どんなにプレッシャーがかかる場面でも、ボールを転がすことが出来るバッターを作る(これが・・・)
最低でも犠牲フライが打てるバッターが理想ですが、全員が出来ることであるならば「転がす」がいいです。
最高のレベルを上げる。
限界を超える。
こういう練習ではなく、基本の反復。
最低、底辺を上げていく。
さてエンドラン練習法・・・
当時、私の中学がやったことをそのまま書きます。
補欠に守備。
2番手、3番手投手を投げさせてレギュラーが打つ。
もちろんランナー3塁で走らせる。これもレギュラー。
ランナーと打つ打者をレギュラーで回すんです。
効率が悪いけど、これしかない。
何番打者にチャンスが来るかわからない。
だからレギュラー全員にやらせるんです。
守備がついているので、ランナーのスタートが遅かったり、打球が早いとアウトになります。
ちゃんと成功、失敗のタイミングを一人一人が見ていくこと。
これを1日1時間ほどやってました。
きっちりショートゴロ、セカンドゴロを転がす。
投手が投げるのでボール球もある。
それもしっかりと当てて転がす。
私の時代には外されてもフェアグランドに入れる選手がいたぐらいクオリティはあがっていました。
これをやらずして、転がすだけだからとサインを出すと基本は失敗。
それは、メンタルの弱い子供であり最低転がせるまで技術が来ていないからです。
ほとんどが最悪、フライ。
最低がフライや空振りである以上、サインが出た瞬間、緊張してそうなるのは当たり前です。
実戦を想定して、みっちり1日1回必ずやることです。
選手のクオリティがあがったら、フラッシュサインも使ってください。
フラッシュサインとは、監督がこの動きをしたらエンドランと決めておくサインです。
私の中学は、手をくつけてパッと離したらエンドランでした。
一瞬なので相手がわからず、ストライクボールを投げてきて成功というのが、よくありました。
1番しびれたのが、県大会1回戦延長8回のランナー3塁で監督が「頼むから打ってくれ」ってフラッシュを出した時です。
誰もがそれを見ていてフラッシュのみ。
私たちは絶対にばれたと思っていました。
だけどストライクボールがきて成功。
勝利をおさめました。
読まれない工夫が必要です。
「監督がサインをいつ出したの?ノーサインでやったの?」って思わせることが出来れば、カウント有利で出すことが出来ます。
中学野球ならば、身に付けておきたいエンドラン。
どうぞ身に付けてください。
ランナー3塁で1点を計算に入れれるチームは強いです。
ありがとうございました。
重い球。科学的にはないけれど、それは確かにある理由2

2014/07/27 (Sun)
「重い球。科学的にはないけれど、それは確かにある理由」と言う記事で、さらに質問を受けました。話がつながるので、よかったらお読みになってから、こちらの記事をご覧ください。
質問・・・
> 火の玉さんは科学的に重い球はないとおっしゃいましたが、僕は球の回転数が関係していると考えています。
一般的に言われてる重い球とは、当てた時、飛距離の出にくい球だと言われてます。
逆に軽い球というのは当てた時飛距離が出やすい球だと言われています。
> 球の飛距離には、球打ち上げ角度、バックスピン量、初速が大きく関係しています。
> この中のバックスピンをかけるには本人の技術も必要だと思いますが、単純に回転が多くかかっている球を打ち返すと物理的に当たる前の回転数を維持しようとする動きがあります。
したがって回転数が多い球ほどよく飛び・・・・・・・・
人が自分をよく見せるために、嘘までついてしまう理由。

2014/07/25 (Fri)
> 人はなぜ、嘘をついて、自分を良く見せようとしたり、明らかに嘘だと解ることを自信満々に話すのでしょうか?> 過去の嫌な事や劣等感、トラウマなどが原因なんですか?
> なぜそうなってしまったのか知りたいです。
> 嘘を自慢する。嘘を自慢して何か得られるものなんですか?
これは人間のおもしろさでもあるんですが、少なからず質問者様もこのような部分をお持ちです。
私、火の玉ボールも持っています。
過去のトラウマ、経験もあるでしょうけど、私の経験がもっとも一般的ではないかと思いますので、その経験をお話しします。
その人が嘘をつく理由とは?・・・・・
これだって言うバッティングフォームが見つからない理由。

2014/07/24 (Thu)
> バッティングフォーム について質問です!> フォームが固められず、コロコロかわってしまいます。
> バットはたてるかねかせるか、足は上げるか摺り足か、ノーステップか…
> 理想は打率も飛距離も欲しいです。
> どうしたらいいですか?
どうもしなくていいです。
バッティングフォームは、そのままだと必ず打てなくなるものです。
コロコロ変えていくものなのです。
アマチュアな私が出した答えがあります。
むしろ変えなければ打てない。
そんな経験を書きます。その経験とは・・・・・・
重い球。科学的にはないけれど、それが確かにある理由。

2014/07/21 (Mon)
重い球、体重の乗った球、気持ちの入った球 などの表現をよく使います。これらは科学的にはあり得ない現象です。
ですが、実際の現場では確実に存在しています。
例えば、体の大きなデブピッチャーが投げ込むストレート。
なんか重そう・・・。
現実、飛ばない。
あっやっぱり体重を乗せて投げるから飛ばないんだと納得するわけです。
これがひょろい小さなピッチャーが投げてセカンドフライだと、理由は球が重いにならない。
もっとボールをよく見ろよになる。
これはよく詐欺占いにかかる人や詐欺催眠にかかる人に使う人間が陥る罠なんです。
まず重いボール、気迫のこもったボールは確かに存在するけど、答えはないと知った上で対処法を教えます。
最初に陥る罠とは・・・・・・