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捕手ならば、ミリ単位までこだわれ。

kage

2015/06/22 (Mon)

投手を生かすのは、捕手なのだよ。

この間、あらためてそれを実感したので経験を踏まえて書いていこう。


35歳、私は今、投手として落ち目となった。



目をつぶって投げても放り込めたアウトローの速球。

そのスピード120キロ。

木製バットをへし折ったシュート。

相手を腰を砕かせるカーブ。

どのチームへ行っても最高だと唸らせた投手力だった。



はっきり伝えよう。

今、それらは過去の栄光となり、ひとつもない。


バッティングセンターへ行った。

どこにでもあるスピードガンの前で立ち止まった。


どれ久々に測ってみるか?

200円を入れ、肩をぐるぐる回してボールを待つ。

1球目。


「100」


あれ?まあ肩慣らしで、軽く投げたしな。

2球目。


「100」



ん?おかしいぞ。110ぐらいは出てもいいはずなんだがな。

まあ、このまま終わるのもダサいし、ガツンとスコアを出しますか!

私はファイブステップをして体全体を吹き飛ばし、zzzzzzzzzzっとボールをぶち込んだ。



「100」




ここで確信した。

なんだ、壊れてるのか?

金返せや。

最後の1球をおもむろに、ひょいっと投げて終了。




「40」



・・・・・・・。

私は「40」を見たまま思考が停止した。

しばらく現実が見れなかった。

そして我に返ると同時にすべての出来事につじつまが合った。



なぜ当てられるのか?

お前、MAX100キロじゃねーか!

しかもコントロールも無く、コースも甘いとくれば、ガチコン確実だよね。


四球を出すぐらいなら打たれた方がいいってよく言うよね?

だけどさ。

5連打されてみな?

それはそれでだめだよ。

だからコースを狙う。

入らない。

四球。

私は投手を辞めることとなった。



「また投げて」って言われる試合もあるが、頑なに断った。

プライドじゃないよ。

四球はだめなんだ。

野手が俺を助けたくても助けられないからね。

だからって置きに行って打たれるのもダメ。



生きたボールを投げるから投手なんだよ。



みんなの思いを背負って、バッターと勝負できないならば、マウンドには立っちゃダメなんだ。









練習試合で回ってきた・・・






次の週は大会でエースは温存というチーム事情があった試合だ。

1回の表、2番手の先発が肩故障で、二人にフォアボールを出してギブアップ。


ええええっ?

マジ?


誰が投げんの?


じゃあ、俺が投げる。

四球連発したら、誰でもいい。投げてくれ。


「いいか、お前ら、俺のMAXは100だ!お前らがいないと、なんも出来ねえっ!よろしく頼むぜ」



「ウエーーーイ、任してください」









ストライクは入らないはずだった・・・








もうかつてのコントロールもスピードもない。

武器は「置きツーシーム」

このブログで紹介した草野球初心者が投手として生き残る必殺技だ。

これもストライクが、入らなきゃ意味がないわけだが・・・。


結果から言おう。


6回5失点で勝った。


私にしては上出来である。


MAX100キロでカーブが決まったのは2球だけだ。



最近の結果ならば四球8個、ヒット4本で1回ワンナウトも取れずKOが私だ。

それがゲームを作り、勝ったのだ。









何が違ったか?・・・






私は仕事でも野球でも人生でも、結果が変わった場合、なにが違ったか?を検証することにしている。


どうしてダメだったか?

どうして良かったか?


今までと何が違うのか?を考えて行くことを忘れない。

物事にラッキーなどない。


そこにはちゃんと理由が存在する。

原因がある。



ダメな人の私服は、ブラジル代表みたいな黄色いTシャツに世界不思議発見のハーフパンツである。

前歯は虫歯でなくなってるパターンがほとんどだ。


ちゃんと理由と納得の原因があるのだ。

本人は気づかないのが、とても残念だが仕方あるまい。


自分はそうならないと決めて、課長が話している横で寝ないことが大事なのだ。




さあ、なにが違ったか?


くだりが長すぎる。


いつものことなので許してほしい。









キャッチャーだ・・・








誰しもがこの人に受けて欲しいと頼む。

この人がやっていることを教えよう。


ミットは青色だ。

青は冷静さを出す心理効果があり、ミットを見る投手にとって集中がしやすい。


呼吸、タイミング。

投手がセットに入り投げる。

このタイミングを崩さないでサインが出せているだろうか?


足をあげたらコースへ動く。

手から離れるその時には、きっちりとミットを静止させる。


バチンと決まったら、やっぱり一定のリズムで返していく。

その返球が必ず、寸分狂いもなく胸に返ることは言うまでもない。

もしも投げ急いでるなら、返球を少し遅らせたり、自分自身がゆっくりとした動きで返す。


これが投手にわからないように、少しづつ微調整しながらやっていくのだ。

これ以上ないぐらい、投手はリズムに乗って投げて行くことが出来る。


これは投手ひとりひとりによって変わる。

それを把握して性格を読み、最高の呼吸が出来るようにしていく。

これもリードなのだ。



何年振りだろう。

投手でダメになったのは、この人が来れなくなってからなんだ。

そして最近、また来れるようになった。

実に2年ぶりにバッテリーを組んだわけだ。


「もうかつての球威はありません。MAX100なんで、上手くリードしてください」

「大丈夫、大丈夫」


そんなこんなで6回持ってしまった。



また投げられるようになるのかな?

この人となら復活できるかもしれない。


そんな捕手が増えてくれることを願いつつ、今日は終わりたいと思います。


プロフェッショナルになり、ミリ単位までやることにこだわれ。


微妙なワン呼吸で、投手の次のピッチングが決まる。

なんだろう、見えにくい部分なんだけど、感覚的に投げやすい。

そんな捕手は呼吸を合わせるところまで、こだわっています。

深いですな~

ありがとうございました。


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