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努力をつづけた人間をなめないでもらいたい

kage

2016/09/12 (Mon)

平成28年2月、私は「努力が報われない」と言う記事を書きました。

暇のある方は、お読みになってから進んでもらえると、ありがたいです。


努力が報われないと感じた半年後の現在、あの打ちのめされた娘と私のその後を書きたいと思います。


もうダメだ。

うちひしがれた私は、きっと3年生が引退して新チームになったら下の子や同世代の子に抜かれて補欠だと下を見た。

だけど娘はやるって言うから。

やるって言うから、最後まで付き合おう。下を向きながらだけど決めたのだ。


春の県大会。


なんと3年生修学旅行で不在。

2年生だけで出ることになった。


ここでもまた挫折なんですよ。


他の4人の子はガンガンに動けていて、娘はバテバテ。

動けない。

最後には押せば倒れるほどのプレー。


県大会もすぐに交代させれられるだろう。


大会2週間前には、他のお父さんにこう陰口を言われた。

「火の玉さんの娘より、加奈(仮名)の方が下手なりに一生懸命やってるから使えるんじゃないか?」


生きがいだったはずの娘のバスケ。


それも無くなりかけて、私は3本目のマッチに火をつけて、人生の幕を閉じようとするマッチ売りの少女だ。


「1年生のリナ(仮名)、なんとかベンチ入りできないか武田先生に頼んでみる」
(これから出てくる名前は全員仮名です。よろしくお願いします)


これは裏返しに娘が使えないから、他にいないのかってことを意味するわけです。

地区予選じゃない。

県大会だ。

2年生だけで挑むだけでも分が悪い。

各地区のチャンピオンとやるわけです。

はっきりと甘くない。


「火の玉さんの娘、足手まといだよな・・・っていうより、あっちの子の方がいいんじゃないか?」

そんなことをささやかれる。



人生、上手くいかねえな!おい?




それでも出来ることをやろうって大会まで7キロ走り込みを毎日しました。

私は自転車でついて行きファイトファイト、お前をダメだって言った奴を見返せーって応援しましたよ。

大会前日の走り込み。

もう疲労もたまり限界。

私の気持ちだけが前へ行った。

娘にとって幸せなのか?

そんな自問自答をしていた。

気持ちの押し付けで本当は望んでなかったなんて大人になってから言われてもな。


それでも走るという娘。

結果、一緒に走った小学5年生の妹に負けた。

妹に勝てないほどの走りが大会前日だ。


終わった・・・。


家に帰り、会話なく娘は寝た。



でもさ。信じるしかないじゃん?



やるだけやったら結果はあきらめる。

相手だって練習してるんだし。



朝、起きてきた娘にこう告げた。

「お前はいつも最後にはやる子。小学校の時も最後の大会はインフルエンザ39度でも俺に勝つところを見せた。だから今回だってお前はやるって思ってる」


「うん」


「これを飲んで行け」

子供には少し早いかもしれない栄養ドリンク(名前は内緒で)を与えた。
(カフェインとか入ってるし、大人の滋養強壮なので、真似はしないようにお願いします)


やることは全部やる。

ドーピングしてでもルール違反じゃないならやって勝つ。





ブブーー・・・

試合終了のブザーがなり、コートの上で喜ぶ娘の姿を見て、横で見てる妻が泣いていた。


私の喉はからっからで枯れていた。

「行けるぞ」「大丈夫だぞ」「信じろ」って何回も叫んだ。


2年生だけで圧倒する姿を見て、「なにあの子たち?どこの子?」なんてざわめきも聞けたのは最高だった。

出ている全員が二ケタの背番号で一ケタ番号が一人もいないから、会場がすぐに気がついたのだ。


やっぱり最後に勝つところを今回も見せてくれちゃった

ごめん。もう絶対に疑わない。

どんな挫折が来ても乗り越えるって信じるよ。



3年引退で新チームになり、いまだ無敗。

地区では相手がいないので高校生とやったら、そこにも勝った。




「私はレギュラーじゃないと嫌なの。中学バスケは5人しか出れないから、出れなかったら中学校生活真っ暗だから負けない」





新人戦のレギュラーも当確となり、またさらに上手くなった。

限界だと感じてから、半年。

抜かれていた子には、今は抜かれない。

必死に練習をしたら、追い抜いてしまった。


どんどん上手くなる君を見ていたい。


同時に思い知らされたことがある。




人の可能性はどこまでも伸びて行く




ダメだと思った人がそこでダメになる。

小学生にも抜かれてた娘が、県上位の選手とあっという間に肩を並べ、戦えるようになったのだ。

厳しい環境に身を置いたからこそできた成長だと私は思う。









最後に・・・









人生に成功なんてもんはない。



今、上手くいってるか?

今、きついときか?

それだけ。


やったーで終わらない。

また時間は流れて、次の瞬間は挫折かもしれない。


だから人生にあぐらをかかずに、また1歩。


1ミリ進めた人が勝つ。


下がった時に、それでも進めるかじゃないかな。


中学生の娘に教えられるなんて。



そんなこんなしてるうちに、今度は妹が外され補欠。


だけど私は強くなった。

妹の可能性も信じたいと思う。


努力をつづけた人間をなめないでもらいたい!!



ガツンと生き様で言われたダメ父親です。

まったく、どっちが子供なんだかですね。

背中を見せれる親になれるよう、出てきた腹を引っ込める努力をします。

ありがとうございました。



この記事の第1話、よかったらお読みください。
「努力が報われない」



県大会を乗り越えて新チームでレギュラー不安定な中、なぜ勝ち取れたのか?
秘密があります。

それが第3話のこちらです→「何があっても、私は最後うまづらに戻る」
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