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チャンスに強い打者になる方法。

kage

2014/11/26 (Wed)

チャンスって緊張するし、やべえって思います。

必ず凡退。

どんな心の持ち方をすればいいですか?


強がって「おっしゃー、チャンスだー、俺に任せろ」って思っても、あなたの心の片隅で「打てないんじゃないかな?」って思っているなら、あなたは打てない。



ここからは、私がチャンスに強いバッターになれた経験をお話しします。



高校時代、私は3番打者として活躍をしました。

1,2番が優れた選手で出塁率がハンパない。

がんがん回ってくるチャンスをつぶしまくった。



そして5番に降格。

おもしろいことが起こったんです。


5番の人間が3番になったわけです。

だからって1,2番は返せない。

4番で返す時もあるけれど、このチームの5番はね・・・・・



全然、チャンスが回ってこない!



1,2番が作るチャンスは私まで回ってこないわけです。



私の打席のほとんどは、ランナーなし。

または足の遅い4番が出て、ランナー1塁・・・。




今までは2,3塁、3塁、2塁、満塁でチャンスのマジカルシャワーを浴び続けた。


だからね。


ランナーなし・・・・なんてやりがいのない。

「あ~あ、つまんねえ~」


がっかりした打席の連続。


そのときの態度で、ばれちゃったんでしょうね。

監督に言われました。

「チャンスのないところからチャンスを作るって気持ちぐらい持て!」

「は。。。はい・・・」(まったくやる気なし)



でもまったく打たないわけじゃなかったんです。

3割程度は打ちました。



だけどここでもおもしろいことは続きます。

「お前、今日、打ったっけ?」


どうでもいいところで打っても、だれ~~~も覚えちゃいない。


「お前、すごいな」って言われたいよ。

「ナイスバッティングだね」って言われたいよね。

それをあなた、「お前、今日、打ったっけ?」って!!!



チャンスをくれーーーー!




たま~に、たま~に2,3塁が来ると、心からの「おっしゃーきたーーーーー」に変わったわけです。


打てるに決まってる。

打点は全員が覚えてることを知っているからね。


そりゃチャンスメイクする人も必要です。

今日の話はチャンスに強いバッターの話です。



ランナーなしや、1塁では、打つ気がない。

だって打っても誰も覚えてねえし。


何をやるか?


バッテリーにしかけるんです。

追い込まれるまで、ボールをガン見して球筋を見ておく。

得意コースは見逃し三振。

不得意コースをぶっ放す。

間違っていい当たりしたら、もう勝ちよ。

間違わずに凡打でもいい。




それで来るチャンスには、アホみたいに打てるポイントに投げまくるバッテリーに、ガンダムを見舞ってやれば、ミッションコンプリートです。











心の持ち方って言うより準備なんです・・・






下の娘が「できる、できる、できる、できる、できる」って一生懸命、念じてフリースローを打ちました。

外したよね。

それでは入らないよね。



チャンスのために捨てた打席。

投手の情報。

キャッチャーへのトラップ。


全部、このときのために準備したことならば、初球ガンダムで勝負あり。



それじゃあ、1度もチャンスが回らない日はどうしたらいいんですか?

仲間と心中です。


仲間を信じて待つこと。

「お前、今日、打ったっけ?」で終わりたくないでしょ?



ランナーなしでも苦手コースをヒットしたり、四球になれば、チャンスメイクしていけばいい。

得意コースを完璧に打ち返すのはやめろと言ってるだけです。

野球は裏のかき合いです。

これは投手側にも言えますが、手の内はギリギリまで明かさない。








新田は10割だよ・・・





タッチ(あだち充)でこんな言葉があったのを覚えています。

うる覚えです。

「新田は10割だよ」

主人公たっちゃんのライバル、新田のことを監督はこう評価したんです。

「俺が打ってほしいって思ったときは、10割だよ」



中軸を打つなら、それでいい。

もう1打席目から、始まってる。

どこで来るかわからない、「俺が打ってほしいと思ったときは10割だよ」じゃなければいけないんです。


そのための捨て打席だし、準備です。


1時間半のゲームの中で、どこに来るかわからない数分を物するだけ。



この高校時代の経験は、今でもずっと生きています。

全部、打とうとしない。

何本打っても、逆転の場面で凡退したら、意味ないからね。

そんなの散々、喰らってきたでしょ?







逆に言ったら、チャンスに弱いままでもいいんだよ・・・





チャンスに強い男にまわすことを考えればいい。

自分はどこのポジショニングでチームに何ができるのか?


2アウト2,3塁であなたが2番、8番、9番ならば、四球を取るのが最高です。


自分が出来ることをやろう。

自分が練習してきたことをやればいい。


4番で2アウトランナーなしならば、1撃狙うか、四球でベストだけど、それは結果です。

情報収集とトラップをしかけることが目的です。

バッテリーも勝負しておくという選択をして、まずバッターの情報を取ります。

打たれてもいいみたいなね。


そこをきっちり逆をつけるか?なんです。


あなたがそういう打者ではないのなら、違うスタイルでもいいと言う話です。


4番が仲間を信じてチャンスを待つように、あなたがチームのために作れることを作ればいい。




チャンスに強いバッターになりたければ、「チャンスが来ちゃった」ではなく「チャンスを待ってる」人になるといいです。

ありがとうございました。


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