2015
Jun
12
2
私たちは、どこまでも行けるんだ・・・
今回は70キロ地点で関門に引っかかり、リタイアだった。
ちなみに関門っていうのは、ここを何分で通らなきゃ失格だぞ~って場所があるんです。
これ、どのマラソンにもあります。
例えば、100キロマラソンで制限時間14時間が大会ルールだとします。
50キロ地点で7時間を過ぎるならば、あと50キロ走っても、たぶん14時間過ぎちゃうよね?
だから50キロで、関門を設置して7時間切ったランナーは次の70キロに挑戦ってな具合になってる。
だからあまりゆっくり走ってると25キロでざんね~んって人もいるわけです。
「いやだ!俺はまだ走れる」って言っても大会の定めた時間内で各関門を突破しないと、走れても強制リタイアになる仕組みです。
よく東京マラソンで、楽しみすぎて、ぴーーーってライン引かれてリタイアになってる人も、まさに今言った時間オーバーなんです。
まあそんなこんなで、私の友達が今回70キロ関門で3分オーバーで、引っかかりリタイア、悔し泣きだった。
私自身、去年55キロ関門で突破ならずリタイアでした。
飛騨高山ウルトラマラソン、おそるべし!
火の玉のウルトラ挑戦秘話・・・・
飛騨の山はハンパなく私に襲いかかった。
どこまで登るんだと言う急な登りで足はパンパン。
だが負けてたまるか。
負けてなるものか!
私はあえて止まらずに、これに立ち向かい登り切った。
いつだって、熱く熱く前のめり。
そう言ってきたじゃないかっ!
なめんなよ?飛騨高山!
私は越えた。
勝った。
すべて人、関わった人に感謝した。
山を越え、さわやかな笑顔と汗で、達成感に頭までどっぷり浸かった私が友人にこう言った。
「いやぁ、寛和さん、飛騨の山は凄いですね?こんなに急な坂が続くとは思いませんでしたよ」
しばらく間があったと思う。
いや、だいぶ間があった。
初めて女の子に電話をかけて、間もなくくる沈黙のようなあの間だ。
寛和さんは相当な勇気をふりしぼって、私に真実を告げた。
「ひ、ひ、火の玉さん・・・・まだ・・・山じゃないです・・・」
「えええええっ」
その後、ほんとうの山にさしかかった私が寛和さんにワセリンを塗ってもらい、もも、ふくらはぎのマッサージを受けながら涙目で山を越えたのは言うまでもない。
これが30キロ地点だったため、事実上私のウルトラマラソンは、ゆるやかな山の入口で終わった。
飛騨高山ウルトラマラソンの飛騨高山の手前で終わった私は、もはや新幹線で帰るしかなかった。
ゴール設定・・・
この話をしたかった。
くだりが長すぎる。
いつものことなので許してください。
不思議ですよね?
私、ウルトラマラソン100キロの前に42キロ挑戦したんです。
いや、ウルトラの挑戦資格がフルマラソン(42.195キロ)完走経験のある方って書いてあるから、こりゃ行かないとってことで東京まで電車、乗り継いで行ったんですわ。
ちなみに私、ゾロと張るぐらい方向音痴なので千葉―東京を行きで2時間半かかり、もう少しで受付できなく失格になるところでした。
どのぐらいかって話をするならば、パーキングに入ってトイレをすましたら、もう自分の車がどこにあるかわからない。
仕方ないので、キーレスのオープンボタン連打して、ピピピピピピって鳴ってる車を見つけて「おっそこにいたか」ってレベル。
話、戻します。
その42キロ、本当にへとへとで、もう走れないって限界の限界を越えてのゴールだった。
途中、足をつり何度も止まった。
やっとやっとのゴール。
帰りの電車も少しの揺れで、足が踏ん張れず、ふらつきイラン人に高速タックルを決めてしまったほどだ。
こんないっぱいいっぱいで走った42キロ。
今回のウルトラマラソンだって山の入口30キロ地点で、足は限界。
気力と払ってしまった参加費1万のために、自分から参ったはしない。
選んだ世界を堪能する覚悟のみで、自分を動かした。
それでね。
途中に看板があったんです。
「42.195キロ」
私、気がつくことなく通り過ぎるところでした。
「火の玉さん、ほら、42.195キロですよ」
ハッと見て、「よっしゃー」って。
その後、倒れ込むことなく先へ進んだ。
何もなかったかのように、先へ進んだ。
そこがゴールじゃないからなんだな。
人が限界だと感じる地点って恐ろしく早い地点なんです。
そこから、やろうって思えると、どこまでも普通に行けちゃうんです。
友人の70キロリタイア・・・70キロでもすげえじゃん。
でも、今回は100キロがゴールだから、悔し泣きなんだよね?
自分がどこまで行けるのか?
あなたは限界のずっとずっと先まで行ける力があるのに、止まってるんだよ。
どうせ、あいつには勝てない。
このまま野球、続けてもきっとレギュラーにはなれない。
たぶん、本気でやったって優勝は無理。
気力と参加費、自分からは参ったしない覚悟があれば、行ける。
強制終了されたらやめるしかないけれど、それでもまた次だよね。
3アウトしたので、もう1アウトまでってのは無理。
9回が終わって同点じゃなければ、延長戦はなし。
3年生の夏が最後で、4年の夏はない。
ルールの中で強制終了はあるけど、そのルールの中でゴールを目指して走り続けることは出来るんだ。
そしてもしも次があるのなら、「あの負けがあったから」っていう未来を作ろう。
今日も地道に1歩、あなたが進める日でありますように。
ありがとうございました。
ちなみに関門っていうのは、ここを何分で通らなきゃ失格だぞ~って場所があるんです。
これ、どのマラソンにもあります。
例えば、100キロマラソンで制限時間14時間が大会ルールだとします。
50キロ地点で7時間を過ぎるならば、あと50キロ走っても、たぶん14時間過ぎちゃうよね?
だから50キロで、関門を設置して7時間切ったランナーは次の70キロに挑戦ってな具合になってる。
だからあまりゆっくり走ってると25キロでざんね~んって人もいるわけです。
「いやだ!俺はまだ走れる」って言っても大会の定めた時間内で各関門を突破しないと、走れても強制リタイアになる仕組みです。
よく東京マラソンで、楽しみすぎて、ぴーーーってライン引かれてリタイアになってる人も、まさに今言った時間オーバーなんです。
まあそんなこんなで、私の友達が今回70キロ関門で3分オーバーで、引っかかりリタイア、悔し泣きだった。
私自身、去年55キロ関門で突破ならずリタイアでした。
飛騨高山ウルトラマラソン、おそるべし!
火の玉のウルトラ挑戦秘話・・・・
飛騨の山はハンパなく私に襲いかかった。
どこまで登るんだと言う急な登りで足はパンパン。
だが負けてたまるか。
負けてなるものか!
私はあえて止まらずに、これに立ち向かい登り切った。
いつだって、熱く熱く前のめり。
そう言ってきたじゃないかっ!
なめんなよ?飛騨高山!
私は越えた。
勝った。
すべて人、関わった人に感謝した。
山を越え、さわやかな笑顔と汗で、達成感に頭までどっぷり浸かった私が友人にこう言った。
「いやぁ、寛和さん、飛騨の山は凄いですね?こんなに急な坂が続くとは思いませんでしたよ」
しばらく間があったと思う。
いや、だいぶ間があった。
初めて女の子に電話をかけて、間もなくくる沈黙のようなあの間だ。
寛和さんは相当な勇気をふりしぼって、私に真実を告げた。
「ひ、ひ、火の玉さん・・・・まだ・・・山じゃないです・・・」
「えええええっ」
その後、ほんとうの山にさしかかった私が寛和さんにワセリンを塗ってもらい、もも、ふくらはぎのマッサージを受けながら涙目で山を越えたのは言うまでもない。
これが30キロ地点だったため、事実上私のウルトラマラソンは、ゆるやかな山の入口で終わった。
飛騨高山ウルトラマラソンの飛騨高山の手前で終わった私は、もはや新幹線で帰るしかなかった。
ゴール設定・・・
この話をしたかった。
くだりが長すぎる。
いつものことなので許してください。
不思議ですよね?
私、ウルトラマラソン100キロの前に42キロ挑戦したんです。
いや、ウルトラの挑戦資格がフルマラソン(42.195キロ)完走経験のある方って書いてあるから、こりゃ行かないとってことで東京まで電車、乗り継いで行ったんですわ。
ちなみに私、ゾロと張るぐらい方向音痴なので千葉―東京を行きで2時間半かかり、もう少しで受付できなく失格になるところでした。
どのぐらいかって話をするならば、パーキングに入ってトイレをすましたら、もう自分の車がどこにあるかわからない。
仕方ないので、キーレスのオープンボタン連打して、ピピピピピピって鳴ってる車を見つけて「おっそこにいたか」ってレベル。
話、戻します。
その42キロ、本当にへとへとで、もう走れないって限界の限界を越えてのゴールだった。
途中、足をつり何度も止まった。
やっとやっとのゴール。
帰りの電車も少しの揺れで、足が踏ん張れず、ふらつきイラン人に高速タックルを決めてしまったほどだ。
こんないっぱいいっぱいで走った42キロ。
今回のウルトラマラソンだって山の入口30キロ地点で、足は限界。
気力と払ってしまった参加費1万のために、自分から参ったはしない。
選んだ世界を堪能する覚悟のみで、自分を動かした。
それでね。
途中に看板があったんです。
「42.195キロ」
私、気がつくことなく通り過ぎるところでした。
「火の玉さん、ほら、42.195キロですよ」
ハッと見て、「よっしゃー」って。
その後、倒れ込むことなく先へ進んだ。
何もなかったかのように、先へ進んだ。
そこがゴールじゃないからなんだな。
人が限界だと感じる地点って恐ろしく早い地点なんです。
そこから、やろうって思えると、どこまでも普通に行けちゃうんです。
友人の70キロリタイア・・・70キロでもすげえじゃん。
でも、今回は100キロがゴールだから、悔し泣きなんだよね?
自分がどこまで行けるのか?
あなたは限界のずっとずっと先まで行ける力があるのに、止まってるんだよ。
どうせ、あいつには勝てない。
このまま野球、続けてもきっとレギュラーにはなれない。
たぶん、本気でやったって優勝は無理。
気力と参加費、自分からは参ったしない覚悟があれば、行ける。
強制終了されたらやめるしかないけれど、それでもまた次だよね。
3アウトしたので、もう1アウトまでってのは無理。
9回が終わって同点じゃなければ、延長戦はなし。
3年生の夏が最後で、4年の夏はない。
ルールの中で強制終了はあるけど、そのルールの中でゴールを目指して走り続けることは出来るんだ。
そしてもしも次があるのなら、「あの負けがあったから」っていう未来を作ろう。
今日も地道に1歩、あなたが進める日でありますように。
ありがとうございました。