ムードを下げる発言をする人にどう接しますか?

2015/06/26 (Fri)
すぐに「辞める」を口にだす人。試合の前日に雨が降ってすぐに「中止だ、雨がやんでも汚れるからやりたくない」
こういう部員にはどう接しますか?
理由を聞くと変わる場合がある・・・
私のチームは逆パターンなんですが、キャプテンがとにかくやる気なんです。
もうなんなら毎週土日、ダブルヘッダーからの年中無休で行こうやって人です。
完全に「これ、雨降ってるよね?」って日がありました。
「大丈夫、やれるべ」
いや、雨降ってるからね。
みんなが集まる前に中止連絡しとかんと・・・
そんな意見、聞くわけない。
「やれるべ」
たぶん、ふんどしの高田に「やれんのかっ」って聞かれてる人以外、今回のどしゃぶりに対して「やれるべ」という言葉が出せるのは、松岡修三とうちのキャプテンだけだ。
相手チームの代表も「すいません、さすがに無理じゃないですか?」という問いかけも、この人には効かない。
球場の管理人さんが、「今日はダメ」と言ってきたのに対しても必死で抵抗していた。
わかるだろうか?
きっとデスノートがあるのなら、ここに集まった18人の誰かが、キャプテンのフルネームを書いただろう。
止められない。
カミナリが鳴った。
カミナリを見たキャプテンが「ちょっと無理っぽいな?」
ちょっとじゃねえよ、出せ!デューク!デスノートを今すぐ渡せ。俺がやってやる!
この人は野球が大好きで、ストレスのはけ口にもなってるんだな。
課長でもあるキャプテンの1日を紹介しよう・・・
これが理由にも、つながる。
実におもしろいので読んでもらいたい。
キャプテンは仕事のできる人だ。
様々な仕事を任せれている。
その中の一つがクレーム対応である。
このクレームが大変で、現場で働く私たちにも事情を知ってもらいたいと、時間がない中で資料を作り教育をしてくれた日のことだ。
現場は一班5人で形成されている。
これが何十個とあるので、時間を合わせて、各班にいちいち説明していたのだ。
パワーポイントを使用するので暗くした。
1時間ぐらいたっただろうか?
課長キャプと私の班員5人。
すなわち6人の個室である。
国会議事堂ではない。
100人の会場で1人寝るのとは、わけが違う。
もう1度言う、6人の個室だ。
確かに眠かった。
しかし、私たち現場社員が出した製品がクレームとなったことを考えれば寝れない。
寝れないよ。
私の班の一人が・・・・落ちた。
ぐっすりと寝ている。
デスノートがあれば、私はやっぱりこいつの名前を書き、良い奴だったけど残念だったということで片付けたい。
しかし確かに生きているこいつは、終了間際に起きた。
そして10分ほど、話を聞いて、なんと手をあげた。
終始寝ていて、状況なんてたいして頭に入っていないはずのこいつは、何食わぬ顔で意見したのだ。
何食わぬ顔とは、まさにうまづらだ。
私ねてませんよって顔で「ここは・・・こうで・・・こうなると・・・」
その後、キャプテンから、うちのマネージャーにメールが届いた。
次に同じような奴がいるならば、俺は怒るぞ。黙ってないからな。
周知徹底と教育を十分にしておくように。
だが忘れないでほしい。
こいつに悪気はない。
これが時代と言うやつだ。
こんなストレスにさらせれ、たくさんの人間から悪気のない侮辱を受けている。
そんなキャプテンに私は居酒屋で言ったんだ。
「そんなに野球してられない。1年じゅう大会に出続けるのはやめましょう。春と秋の2大会で十分です」
あいかわらず、キャプテンは言うことを聞かない。
無視をして登録を続けるので、はっきりと「みんな出たくないです」ときつめに言った。
だが、その一言は、まもなく大きな後悔となる。
「おれ・・・野球ぐらいしか、楽しみないんだよ」
キャプテンは独身だ。
野球がない日は仕事で土日出勤、平日は夜中に帰る人である。
みんなとの野球が人生での楽しみである。
あちゃーーって思い。
チームメイトも言う。
「あれ、聞いちゃうと、あまり強く言えないんですよ」
それをやる理由。
それを言う理由。
理由を知れば、許せる場合がある。
まずは聞く・・・
聞いたうえで、ぶたうさぎな回答ならば、なめんなよーでいい。
その言い分があまりにも、ひどければ言っていい。
ただ私の場合は、それでも3回は我慢することにしている。
その言い分を聞き、「それはダメなので、次はしないようにしてください」とやさしく伝える。
なぜ我慢するのか?・・・
私も完ぺきではないからです。
私もミスをするし、怠慢なプレー、傲慢で自分勝手な「やりたくない」って日があるからです。
それを言葉に出さないまでも、にじみ出ちゃうときがあるのです。
だから2回程度なら、ダメな発言、ダメな行動は、許してます。
このブログを読んでもらってる人なら、わかると思いますが決め事はあります。
私の前で言うなら覚悟しろ。
こっちは考えてやっている。
辞めると言うなら、確実に辞めさせます。
雨でやりたくないなら、雨予報の時点で「来なくていい」と伝えます。
試合はどうするの?
足りなかったら棄権だよね?
外部から助っ人を頼みます。
いなければ棄権です。
そいつに媚びることは120%しない。
辞めさせて、人がいなくなり、チームがつぶれても仕方ない。
どこか自分が傲慢でついて行くに値しない人間だったのでしょう。
チームっていうのは、ひたむきで一生懸命な人が評価されるチームでなければならない。
ちょっと上手くて、センスがあって、さぼってても大丈夫な人ってたくさんいるでしょ?
そんな人間集めて、優勝しても、「なんか違うな」ってなるよ。
不器用でも、体が動かなくても、一生懸命が評価される。
ひたむきさ。
前向き。
どう考えてきつい状況でも下を向かない笑顔。
だから実力者が来ないって言ったら、「そこをなんとか」って交渉はいっさいしない。
3、4、5番ごっそり抜けても、ちゃんと勝つし。
エースがいなくても勝つし。
正捕手がいなくても、俺が受けちゃう。
そして勝っちゃうし。
優勝は・・・。
まだないけど、いつかするし。
傲慢で、なめた発言を許したくないならば、その人間を調子に乗せない環境が必要です。
すごく簡単に言うならば「使わない」ってことです。
「じゃあ帰っていいよ」と4番ショートに言えるか?
「残念だけど辞めていいよ」と4番キャッチャーに言えるか?
「いいよ、他、当たるからさ。また今度ね」と3番ピッチャーに言えるか?
この辺でしょうな。
その代りはいないけど、そこをこらえて、未来の存続のために我慢できるかってところです。
どう接しますか?という質問でしたね?
わかりません。
私の前で、そういうことを言う人が、ひとりもいません。
言ったら、シャレにならないからです。
どんな主力でも関係なく、そこに「ひたむきさ」がないのならば、外しちゃうから、私には言えないのです。
10年貫くと、陰口で終わるみたいですよ。
ありがとうございました。
求めるものを求め、最後には楽しむってことです。≪ | HOME | ≫バッティンググローブの片手、お勧め品。
この記事へのコメント

カズゴンタさんへ
チームをひとつにして勝つ15秒を味わってもらえたらと思います。
中にはさぼりがちで、わがままでやんちゃな人がいることで、とてもいいブレンドになる場合もあります。
優等生ばかりじゃ、すごくきれいでかっこいい「強そう」なチームだねってなりますから。
個性の組み合わせで、チームとしてひたむきで誠実ならばOKです。
Posted at 11:26:20 2015/07/02 by 火の玉ボール
この記事へのコメント

ありがとうございました。
とても心強いです。ひた向きに頑張る選手揃えられるチームにしていければと思います。ありがとうございました。
Posted at 13:57:13 2015/06/26 by カズゴンタ
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