2015
Oct
09
9
ストライクゾーンがわからない人へ
「ストライクゾーンがわからない」
> 彼は中学時代に少しでも野球をやっていた自分のような人間とは異なり、3年前の立ち上げから野球を始めた人間で、どうも打つべきストライクゾーンがよくわからないようです。
ベンチからですが、見ていてど真ん中の玉を見逃し、聞くと「ものすごく遠くに感じた」と言うような状況です。
> 自分も膝の伸びきった、突っ立ったフォームの時にはアウトローのストライクボールがまったく見えなくなる時がありますが、どうもそれとは違うように思います。
> 自分にアドバイスを求める彼には、「経験して慣れるしかない」ということしかできていない状況です。
> 当然草野球の審判ですのであまり厳格に規定してしまうのは言い過ぎかもしれませんが、ボールの見方についてなにか良いアドバイスがありましたら是非ご教授ください。
火の玉至極のメッセージ・・・
「くさい球カット」
この意味は、多少ボールでも手を出しとけって意味です。
追い込まれたら、くさい球カット。
もしも「すとらいーーーーくっ」って言われたら終了だから、手を出す。
そしてボールっぽいけど、ストライクって言われたら困るから、ちょこんと出したバットに当たった場合、たいていがファールになります。
なぜか?
ボールにバットが届くか届かないかのところに、手を出した場合、角度が合わずにフェアゾーンに飛ばないんです。
実際にボール球はストライクになる・・・
特に低めはほとんど、ストライクコールされます。
審判から遠く見えにくいんでしょう。
いい音を鳴らして、少し上にミットを引くだけで、公式の審判でも余裕で、だませます。
ひどい時なんか、1回ミットが地面についてるのに、その後さっと引くだけで「っとらいーっくっ」
まあ人間がやってることですから、間違いだらけだと思っていい。
特に素人が2ストライクで見逃した場合、ミットの音さえきれいに鳴っていればストライクです。
きわどいところ全部、取られます。
「どうせ、こいつは三振だ。球も見えてねえだろ」
こういう先入観で見ている人が多い。
ボール球を振るなの間違い・・・
君が打てると思うボールなら打っていい。
それがストライクだ!
そうは言うけど、火の玉さん、ボール球を振ると怒られます。
そう怒られる。
そしたら「すいません」と言っておけ。
私はアウトコースはボール球でもヒットにできる。
これがどういうことかわかるだろうか?
バッテリーのほとんどは2ストライクと追い込んだら、1球外す。
それを狙い撃つことが出来る。
逆にそれを言われた通りボールだからと見逃せば、次は相手投手のウイニングショットが来る。
それこそ、どう見たってボールにしか見えない球威全開のストレートか、そこから消えるスライダーだ。
はっきり言ってそれの方が負け確定。
もうひとつ。
私の検証結果だと高めのボール球だ。
投手のすっぽ抜けってやつだ。
このボールを上から叩きつけると、きれいなセンター前ヒットが打てる。
これはカーブでも一緒。
高めに外れた指先がかかり切らないボールは、ボール球ということで見逃されやすい。
だけど実際は、力ないこのボールこそ棒球である。
棒球とは、何の変哲もないボールのことだ。
すなわちバッティングセンターと同じ球質なため、予測が容易であり、芯に当たる確率が跳ね上がる。
芯に当たらず凡打になるのは、私たち打者の予測よりも投手の投げたボールが少し伸びたり、変化しているからだ。
だから伸びがなく変化もない棒球を狙うのが1番いい。
これがほとんど打っちゃいけないボール球の中にある。
簡単に書こう。
ボールは投げミス。
ストライクは指先のかかったいいボール。
君が怒られて、思わず手を出してしまったそのボール。
実は君のシックスセンスが正しい方向に導いているのだ。
だから迷わず振ろう。
振り切ろう。
そしてそれがヒットになるならば、誰も文句は言わなくなる。
「あいつにとって、あそこはホームランボールなんだよ」
こういうルールができて、黙認されるようになるから安心してほしい。
どうせ三振だ・・・
素人ならば、打席のほとんどが三振だ。
迷わず、初球から打ちに行こう。
ストライクとかボールとか気にすることはない。
打てるか?打てないか?だ。
もちろん、ボール球を振らずに、四球を勝ち取り、チームに貢献することはとても大事。
だけど始めたばかりの君に四球の可能性も低いのだ。
投手は取れるところでは、必ずアウトを取る。
絶対といっていいほどミスはしない。
四球は嫌な打者だからこそ、コーナーを狙い、被弾を防ぐ結果、ボールが増えて出る。
君にだったら多少甘くてもストライクを取る。
だから振れ。
「こいつ嫌だな、間違えて当たりそう・・・」
そう思わせることが出来て三振ならば、投手は休めない。
また精神を削られた状態で上位打線と勝負することになる。
火の玉のアドバイス・・・
見えないなら見なくていいんじゃない?
だって見えないでしょってことです。
これは簡単だ。
不眠症の人に、ちゃんと寝た方がいいよって言ってるのと同じだということ。
そのうち見えるようになるって。
打てないボールはボール。
打てるボールがストライク。
そういう意図で作られた野球のルールです。
だから2割ぐらい打てるようになったら、誤審も含めて見えるようになるから安心して。
とりあえず打てると思ったボールを思いっきり振りなよ。
ということで、あまり悩まないようにと彼には伝えて下さいませ。
もちろん、前にも書きましたが、世間一般の正解はボール球は振るなです。
注意をされたときは素直に謝り、素人だという言い訳をして、しれ~っとまたやっちゃってください。
ありがとうございました。
> 彼は中学時代に少しでも野球をやっていた自分のような人間とは異なり、3年前の立ち上げから野球を始めた人間で、どうも打つべきストライクゾーンがよくわからないようです。
ベンチからですが、見ていてど真ん中の玉を見逃し、聞くと「ものすごく遠くに感じた」と言うような状況です。
> 自分も膝の伸びきった、突っ立ったフォームの時にはアウトローのストライクボールがまったく見えなくなる時がありますが、どうもそれとは違うように思います。
> 自分にアドバイスを求める彼には、「経験して慣れるしかない」ということしかできていない状況です。
> 当然草野球の審判ですのであまり厳格に規定してしまうのは言い過ぎかもしれませんが、ボールの見方についてなにか良いアドバイスがありましたら是非ご教授ください。
火の玉至極のメッセージ・・・
「くさい球カット」
この意味は、多少ボールでも手を出しとけって意味です。
追い込まれたら、くさい球カット。
もしも「すとらいーーーーくっ」って言われたら終了だから、手を出す。
そしてボールっぽいけど、ストライクって言われたら困るから、ちょこんと出したバットに当たった場合、たいていがファールになります。
なぜか?
ボールにバットが届くか届かないかのところに、手を出した場合、角度が合わずにフェアゾーンに飛ばないんです。
実際にボール球はストライクになる・・・
特に低めはほとんど、ストライクコールされます。
審判から遠く見えにくいんでしょう。
いい音を鳴らして、少し上にミットを引くだけで、公式の審判でも余裕で、だませます。
ひどい時なんか、1回ミットが地面についてるのに、その後さっと引くだけで「っとらいーっくっ」
まあ人間がやってることですから、間違いだらけだと思っていい。
特に素人が2ストライクで見逃した場合、ミットの音さえきれいに鳴っていればストライクです。
きわどいところ全部、取られます。
「どうせ、こいつは三振だ。球も見えてねえだろ」
こういう先入観で見ている人が多い。
ボール球を振るなの間違い・・・
君が打てると思うボールなら打っていい。
それがストライクだ!
そうは言うけど、火の玉さん、ボール球を振ると怒られます。
そう怒られる。
そしたら「すいません」と言っておけ。
私はアウトコースはボール球でもヒットにできる。
これがどういうことかわかるだろうか?
バッテリーのほとんどは2ストライクと追い込んだら、1球外す。
それを狙い撃つことが出来る。
逆にそれを言われた通りボールだからと見逃せば、次は相手投手のウイニングショットが来る。
それこそ、どう見たってボールにしか見えない球威全開のストレートか、そこから消えるスライダーだ。
はっきり言ってそれの方が負け確定。
もうひとつ。
私の検証結果だと高めのボール球だ。
投手のすっぽ抜けってやつだ。
このボールを上から叩きつけると、きれいなセンター前ヒットが打てる。
これはカーブでも一緒。
高めに外れた指先がかかり切らないボールは、ボール球ということで見逃されやすい。
だけど実際は、力ないこのボールこそ棒球である。
棒球とは、何の変哲もないボールのことだ。
すなわちバッティングセンターと同じ球質なため、予測が容易であり、芯に当たる確率が跳ね上がる。
芯に当たらず凡打になるのは、私たち打者の予測よりも投手の投げたボールが少し伸びたり、変化しているからだ。
だから伸びがなく変化もない棒球を狙うのが1番いい。
これがほとんど打っちゃいけないボール球の中にある。
簡単に書こう。
ボールは投げミス。
ストライクは指先のかかったいいボール。
君が怒られて、思わず手を出してしまったそのボール。
実は君のシックスセンスが正しい方向に導いているのだ。
だから迷わず振ろう。
振り切ろう。
そしてそれがヒットになるならば、誰も文句は言わなくなる。
「あいつにとって、あそこはホームランボールなんだよ」
こういうルールができて、黙認されるようになるから安心してほしい。
どうせ三振だ・・・
素人ならば、打席のほとんどが三振だ。
迷わず、初球から打ちに行こう。
ストライクとかボールとか気にすることはない。
打てるか?打てないか?だ。
もちろん、ボール球を振らずに、四球を勝ち取り、チームに貢献することはとても大事。
だけど始めたばかりの君に四球の可能性も低いのだ。
投手は取れるところでは、必ずアウトを取る。
絶対といっていいほどミスはしない。
四球は嫌な打者だからこそ、コーナーを狙い、被弾を防ぐ結果、ボールが増えて出る。
君にだったら多少甘くてもストライクを取る。
だから振れ。
「こいつ嫌だな、間違えて当たりそう・・・」
そう思わせることが出来て三振ならば、投手は休めない。
また精神を削られた状態で上位打線と勝負することになる。
火の玉のアドバイス・・・
見えないなら見なくていいんじゃない?
だって見えないでしょってことです。
これは簡単だ。
不眠症の人に、ちゃんと寝た方がいいよって言ってるのと同じだということ。
そのうち見えるようになるって。
打てないボールはボール。
打てるボールがストライク。
そういう意図で作られた野球のルールです。
だから2割ぐらい打てるようになったら、誤審も含めて見えるようになるから安心して。
とりあえず打てると思ったボールを思いっきり振りなよ。
ということで、あまり悩まないようにと彼には伝えて下さいませ。
もちろん、前にも書きましたが、世間一般の正解はボール球は振るなです。
注意をされたときは素直に謝り、素人だという言い訳をして、しれ~っとまたやっちゃってください。
ありがとうございました。
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