2015
Oct
17
10
なんだイップスか・・・
熱い夏だったな。
痛烈な三遊間の当たりを私は横っ飛びで追いついた。
立ち上がり、ボールを投げようとする。
まったくファーストをアウトにできるイメージが沸かない。
だめだ・・・
そう思いながら、力のないワンバウンド送球で、「それでもアウトになってくれ」そんな思いで、ボールをファーストへ置きに行った。
無残にも、送球はそれる。
ゆっくりと置きに行ったにも関わらわず、大きくそれてセーフ。
この日、3回目の暴投だった。
決勝戦の延長8回、サヨナラ負け。
ホームを踏んだランナーは、もちろん私が暴投でアウトにできなかった人だ。
涙を流すエースに何も言えなかった。
監督も泣きながら「次はこいつにうれし涙を流させてやろうや」と。
孤立するとは、このことを言うのだろう。
間違いなく俺のせいだ。
全員が知っている。
くたばれ、火の玉だ。
ブルースウイルスがここにいるならば、ぜひここでダイ・ハードしてもらいたい。
私の人生を爆弾と共に終わらせてほしい。
そこから1年後の夏まで、試行錯誤を繰り返し、なんとかアウトを取れないか悩んだがダメだった。
この夏は、初戦コールド負け。
もちろん暴投を2本した。
最初はピッチングからだ。
ストライクが入らない。
3試合ほど試合をぶっ壊して、サードへコンバートした。
そのサードでも投げられなくなったわけだ。
もう年だな。
腰も痛いし、肩も痛い。
こんな時代が来るなんてな・・・。
だけど、これがイップスだとわかってしまったのは、この本との出会いだ。
「空中ブランコ」(文春文庫) 奥田英朗 。
精神科医の伊良部先生が、病んでいる人たちを次々と社会復帰に導いていく話だ。
実は鬼メンタル火の玉もしっかりと病み気味だ・・・
私は眉間にしわがよる、変な病気を持っている。
完全に精神から来ていると知っていた。
鬼メンタルと言いながら、なんてメンタルの弱さなんでしょう。
これ、言わせて頂くならば、弱いからこそ、強くなるための方法を考えるんです。
人間関係解決の話、仕事でダメな人の話、人生に役立つ話は、すごいからできるのではありません。
すごくすごくダメだからこそ、考えてきたんです。
そこに困ったからこそ、こんな解決法がありまっせと提示できるのです。
これが完ぺきな人ならば、悩みでもなんでもない。
「まあ、普通にやってれば、こんな感じになりますよ」
こう言われて終わりです。
その「空中ブランコ」で野球のイップスの話が出てきて、これ俺じゃないかーって。
どこまで精神、弱いんじゃいっ。
これがイップスだとわかったお話しがございます・・・
「キャッチャーやってくれ、誰もいないんだ」
捕手が一人もいない試合で、じゃあ仕方ないから、せめてキャッチングだけでもってことで1番経験者の私が選ばれたんです。
経験者ならバッティング練習のキャッチャーぐらいなら下級生の時にやらされます。
リードとか抜きにすれば、それなりに形になるんです。
「俺でよければ・・」
そんでボールバックのセカンド送球。
びっしーとした鬼送球をモームス・・・いやいやノーミスで決めたんです。
自分で言うのもなんですが、すごすぎでした。
その証拠に試合での盗塁が0。
阻止じゃありません。
相手が走らなかった。
ほらよくあるじゃないですか?
キャッチャーがすごすぎると、絶対刺されるから、走るのはやめとこうって。
私、そのキャッチャーだったんです。
だから言われました。
「火の玉さん、なんでサードからのファースト送球はワンバンなんですか?」
私もそのときは、よくわからなくて「コントロールがつかないんだよ、肩も痛いしね。今日は調子がいいみたい」
そんな経験もあり、ああイップスじゃんってわかっちゃったわけです。
そんなこんなで精神の場合は、原因の消去か、ショック療法。
簡単じゃないです。
例えば会社が原因ならば辞めるとか。
人が嫌なら離れるとか。
サード送球がダメなら、似たようなことも含めて、それをしないということになります。
最悪はサッカーチームに入る。
簡単じゃありません。
仕事も辞めらないし、部署を変えてくれなんて言えませんよ。
そんな原因消去で行くとキャッチャーからの送球が出来たのが、うなずけます。
この本の物語は、まったく違う方向へ行くんですが、私なりにこの本に入り込んで、伊良部先生の問診を受けたと思って考えたら、外野手か捕手へのコンバートとなりました。
これから楽しみです。
弱い自分が、またどうやって笑い話に変えて、更新できるか?
読者さんからイップスが気になりますとコメントを頂いたので更新しました。
精神症、全開の世の中です。
私もうつ病とまでは行きませんが、危ないなってところは、よく通ります。
めっちゃドキドキするみたいな。
呼吸を整えて、何とかやってます。
ご心配、ありがとうございました。
イップスの方も何かの突破口になる本になるといいです。
お時間のある方はどうぞ。
痛烈な三遊間の当たりを私は横っ飛びで追いついた。
立ち上がり、ボールを投げようとする。
まったくファーストをアウトにできるイメージが沸かない。
だめだ・・・
そう思いながら、力のないワンバウンド送球で、「それでもアウトになってくれ」そんな思いで、ボールをファーストへ置きに行った。
無残にも、送球はそれる。
ゆっくりと置きに行ったにも関わらわず、大きくそれてセーフ。
この日、3回目の暴投だった。
決勝戦の延長8回、サヨナラ負け。
ホームを踏んだランナーは、もちろん私が暴投でアウトにできなかった人だ。
涙を流すエースに何も言えなかった。
監督も泣きながら「次はこいつにうれし涙を流させてやろうや」と。
孤立するとは、このことを言うのだろう。
間違いなく俺のせいだ。
全員が知っている。
くたばれ、火の玉だ。
ブルースウイルスがここにいるならば、ぜひここでダイ・ハードしてもらいたい。
私の人生を爆弾と共に終わらせてほしい。
そこから1年後の夏まで、試行錯誤を繰り返し、なんとかアウトを取れないか悩んだがダメだった。
この夏は、初戦コールド負け。
もちろん暴投を2本した。
最初はピッチングからだ。
ストライクが入らない。
3試合ほど試合をぶっ壊して、サードへコンバートした。
そのサードでも投げられなくなったわけだ。
もう年だな。
腰も痛いし、肩も痛い。
こんな時代が来るなんてな・・・。
だけど、これがイップスだとわかってしまったのは、この本との出会いだ。
「空中ブランコ」(文春文庫) 奥田英朗 。
精神科医の伊良部先生が、病んでいる人たちを次々と社会復帰に導いていく話だ。
実は鬼メンタル火の玉もしっかりと病み気味だ・・・
私は眉間にしわがよる、変な病気を持っている。
完全に精神から来ていると知っていた。
鬼メンタルと言いながら、なんてメンタルの弱さなんでしょう。
これ、言わせて頂くならば、弱いからこそ、強くなるための方法を考えるんです。
人間関係解決の話、仕事でダメな人の話、人生に役立つ話は、すごいからできるのではありません。
すごくすごくダメだからこそ、考えてきたんです。
そこに困ったからこそ、こんな解決法がありまっせと提示できるのです。
これが完ぺきな人ならば、悩みでもなんでもない。
「まあ、普通にやってれば、こんな感じになりますよ」
こう言われて終わりです。
その「空中ブランコ」で野球のイップスの話が出てきて、これ俺じゃないかーって。
どこまで精神、弱いんじゃいっ。
これがイップスだとわかったお話しがございます・・・
「キャッチャーやってくれ、誰もいないんだ」
捕手が一人もいない試合で、じゃあ仕方ないから、せめてキャッチングだけでもってことで1番経験者の私が選ばれたんです。
経験者ならバッティング練習のキャッチャーぐらいなら下級生の時にやらされます。
リードとか抜きにすれば、それなりに形になるんです。
「俺でよければ・・」
そんでボールバックのセカンド送球。
びっしーとした鬼送球をモームス・・・いやいやノーミスで決めたんです。
自分で言うのもなんですが、すごすぎでした。
その証拠に試合での盗塁が0。
阻止じゃありません。
相手が走らなかった。
ほらよくあるじゃないですか?
キャッチャーがすごすぎると、絶対刺されるから、走るのはやめとこうって。
私、そのキャッチャーだったんです。
だから言われました。
「火の玉さん、なんでサードからのファースト送球はワンバンなんですか?」
私もそのときは、よくわからなくて「コントロールがつかないんだよ、肩も痛いしね。今日は調子がいいみたい」
そんな経験もあり、ああイップスじゃんってわかっちゃったわけです。
そんなこんなで精神の場合は、原因の消去か、ショック療法。
簡単じゃないです。
例えば会社が原因ならば辞めるとか。
人が嫌なら離れるとか。
サード送球がダメなら、似たようなことも含めて、それをしないということになります。
最悪はサッカーチームに入る。
簡単じゃありません。
仕事も辞めらないし、部署を変えてくれなんて言えませんよ。
そんな原因消去で行くとキャッチャーからの送球が出来たのが、うなずけます。
この本の物語は、まったく違う方向へ行くんですが、私なりにこの本に入り込んで、伊良部先生の問診を受けたと思って考えたら、外野手か捕手へのコンバートとなりました。
これから楽しみです。
弱い自分が、またどうやって笑い話に変えて、更新できるか?
読者さんからイップスが気になりますとコメントを頂いたので更新しました。
精神症、全開の世の中です。
私もうつ病とまでは行きませんが、危ないなってところは、よく通ります。
めっちゃドキドキするみたいな。
呼吸を整えて、何とかやってます。
ご心配、ありがとうございました。
イップスの方も何かの突破口になる本になるといいです。
お時間のある方はどうぞ。
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