チームの幹部は、2,3年に1度、交代しないといけないんです

2016/01/14 (Thu)
久々に、ちゃんとした草野球記事を書きますよ。3万5千件の質問の中から、これだなーってものを選びました。
ものすごく簡単に内容を省略して書きます。
この方は主将です。
野球経験はなく、出席率で「お前、いいじゃん、やれよ」となった。
もともと実力至上主義なチームなんですって。
主将になる前から、コールド負けでも出番なし。
やることって言ったら、助っ人にスパイク貸すだけ。
経験者でもレベルの低い人なら、「出たらミスして迷惑かけるから、出なくていい」という考え。
実はこの考えの人は多い・・・
意外に試合は出てなんぼとも思いきや、メンバーがそろっているなら、俺は何かあった時の補助でいいという人がいる。
本当にチームが好きで、優勝したい。
自分が出なくても悲願である優勝を!
こういう人もいていいけど、出たい人に取っちゃ、迷惑な人な話です。
このとき監督、代表が「ダメですよ!田中さん(仮名)は出します」的なことを言えるなら長持ちするんです。
そうじゃないチームは辞めた方がいい。
もちろん断りを入れておきます。
このサイトはあくまで初心者専用サイトです。
初心者が10倍楽しくなる方法を書いています。
実力のある方、本気、真剣、そこに賭けている方は、そんな甘いことは言わずに進まれてください。
初心者はそこにいることなく、出場できるチームへ行きましょう。
やらなきゃおもしろくないし、上手くもならないから!
泳ぎ方を覚えた。
さあ飛び込もう。
泳げませんね?
あなたは何回も打席に立たないといけない。
何回もボールを取らなければいけない。
塁に出てアウトカウントもわからないで走っているようじゃダメなんです。
そんな実力主義のチームで主将を任された・・・
経験者の皆さまなら、だいたいオチが見えているんじゃないでしょうか?
そうです。
彼は便利屋になった。
会議行って、オーダー書いて、部費集めて、試合結果報告。
ランナーコーチ、ボールキー、主審。
出てる試合あったとしても、主審を誰も代わってくれない。
ぎりぎりまで主審。
とにかくめんどくさいこと全部、丸投げ大臣。
よしっ!あいつにやらせよう!
おれ?俺は上手いし、試合で疲れてるから、やっぱりあいつでいいんじゃね?的な扱いです。
実力主義は「下手なのが悪い」風潮があります。
中学校、高校ならば実力主義が正解かなと私個人は思います。
子供のうちから、負けてもいいんだよ、楽しければいい、勝つことがすべてじゃないという「あきらめ」を教えちゃったら、これから何に頑張れるの?って話になる。
やるだけやって負けた経験が、生きていくんじゃないかと。
「あきらめ」とは「明らかに見る」らしいです。
中学生で「明らかに見る」のは早いです。
もっともっと野球の奥深さを堪能してもらいたい。
そこからのみんなで勝つことの喜び。
あいつまでつなげるという想い。
あいつが抑えてくれるという信頼。
この場面でフォークが投げれるのは、あいつが止めてくれると信じているから。
今日は俺が打つっていう裏側には、あいつが怪我をしてるから。
何の躊躇もなく、ホームに突っ込める。
走らせる。
全部、仲間が仲間を信じ切った絆。
それを知るには、まず勝たないと。
勝ちまくって、あれ?なんか違うぞ?
一人で勝っても楽しくねえじゃんみたいな。
「火の玉、この回だなっ!俺、絶対に出るからよ」
高校時代1番バッターが3番の私に言った言葉です。
2番が当たり前のようにセフティバントする。
もしも2番のセフティが成功してノーアウト1,2塁になっても、私には「打て」のサインが出た。
送りバントではない。
監督の揺るがない信頼。
あいつらの信じ切った顔。
「返せー、火の玉ああああああ!」
この場面で私がタイムリーを打つって皆が信じてる。
なんで、そうなるの?
それはね。
4番がプレッシャーで大きく不振だったんです。
だから4番勝負せずに3番の私でチームが勝負していた。
じゃあ4番が腐るでしょ?
あのですね・・・そういう人って4番にならないんですよ。
人間性、含めて、いろいろでっかい奴が4番なんです!
チームで1番打つから4番じゃない。
それでも腐らない男で、バットを振り続けるから、みんなが納得の4番になる。
現に夏の大会は、私じゃなくて4番のタイムリーで勝ちましたし。
中高生は、明らかに見ないで、がむしゃらに一つでも上へあがるといいです。
それが「青春」やーーー!
そんな信頼関係、絆、勝利を描いたのは、黒子のバスケかと。
暇な方、1度、読まれると本気っていいなと思えるかもです。
同時に、こんなチームでやりたいんだよな。
だったら探そうとなります。
草野球チームは違うんですの件にやっときた・・・
人生で1番大切にしなきゃいけないのは、本業の仕事。
家族を養う。
彼女にいいご飯を食べさせる。
部活で過ごせなかった友達との遊び。
青春時代とは違うし、草野球チームで1番知っていてほしいのが、終わりがないことです。
3年じゃない。
あなたがやりたければ、ずっとある。
言ったらサーフィンやビリヤード、スノボーと同じ部類。
そこに属するのに、なぜかちゃんと組織があるのが草野球。
会社とサーフィンの間。
会社の目的は、世の中の人の幸せとそこで働く社員の幸せ、生活の確保です。
サーフィンは自分と友達の幸せを得る。
じゃあその間の草野球チームは、そこでプレーする部員の幸せの確保。
共に笑い、共に泣く時間の共有なんです。
言ったら、会社の目的の方に近い。
老舗や1流企業と同じことをしていけば、近い目的にたどり着けます。
生活の保障がない分、会社ほど厳しくなくても大丈夫です。
だけど近いことはしよう。
あまり長く、同じ人が経営をしてるとダメなんです。
だいたい2,3年で社長、役員って変わるでしょ?
プロ野球の監督もしかりです。
新しい視点が常にないと成長できないんです。
そして人間が持ち合わせている最大能力マンネリ。
ここからは抜け出せない。
便利屋になる前は、「ありがとう、助かるよ」だったとしても3年もすれば、ありがたみもなく「おせーよ」となる。
だからそこで変わると「あの人は凄かったんだな」
もちろん逆も・・・「あいつは相当、ダメだったんだな」とか。
改めて評価を見直し、マンネリ防止になります。
だから感謝されなくなったら、交代!
2年、3年、長くて5年です。
マンネリ発動前に、きっちり辞める。
ちなみに私、今年でキャプ3年なので、忘年会で辞めます。
やりたいんですけど、チームのためです。
特に質問者様の場合、そこまでやられたら、すぐに辞めていいです。
お人よしで終わらないように。
移籍も検討しながら、進めてみてください。
何より、自分自身も選手の目線に戻ることで役員のつらさがわかり協力しやすくなります。
会社と違って草野球は辞められます。
しょせん趣味です。
楽しくないと趣味とは言えません。
豆だらけの手を見て「グヘヘヘヘ」と笑えるぐらい、きつい練習が苦にならないチームに身を置くことをお勧めします。
ありがとうございました。
さらに続きの記事。
○○になってもいいやの法則です。
暇がある方はどうぞ。
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この記事へのコメント

カズゴンタさんへ
カズゴンタさん、質問ありがとうございました。
○○になってもいいやの法則で回答しましたので、お読みください。
またよろしくお願いします。
Posted at 18:09:35 2016/01/21 by 火の玉ボール
この記事へのコメント

今年やれば3年目の代表
昨年は優勝で終ることが出来たのですが、それがなかったら、最悪なチームでした。仕事が出来なくなるほどの怪我を2名ほど出してしまったり、会計にはなめられ、使い込みはされる、ボールは支持しても洗わない.もうほとんどみんなのお世話係りになってきたのが現状です。
今回この記事を見て、ちょっと.ありかな?と思います。たしかにマンネリもよくないし、自分の評価も気になるし.前代表の良いところ、悪い所もわかったきがします。なので、1度部員を集めて話しあってみます。もし、これでみんな解散なら仕方ないです。これって間違っているでしょうか?
Posted at 14:39:28 2016/01/18 by カズゴンタ
この記事へのコメント

トロロさんへ
トロロさん、お久しぶりです。
信頼なんです。
私が優勝したときのメンバーは、個の力というよりも、チームとして出来ていたチームばかりでした。
個も大事です。
戦える力は、もちろん必要です。
だけどそんなに思いっきし凄くなくても、励まし合い、ピンチの時でも「俺たちがいるよ」って投手に言えるチーム。
逆に投手は「俺が抑えるから気にすんな」って言える。
ここって場面で、何度も打たれてる強打者から三振を取り、思わずキャッチャーがガッツポーズをする瞬間。
私はたくさんの魂から震える経験をしました。
まだまだ書きれてない経験があると思います。
これから思い出しながら・・・・
いやいやこれからも経験しながら、書いていきたいと思います。
良いヒントになってよかったです。
ありがとうございました。
Posted at 10:54:20 2016/01/18 by 火の玉ボール
この記事へのコメント

自分に合ったチームで
火の玉さん、こんにちは。おひさしぶりです。
今の自分に合ったと感じるところでプレーできるって
幸せなことなんだなぁと、今回の記事を読んで改めて感じました。
自分ひとりだけでなく、お互いに感じ考えながら一緒に
同じ目標へ向かっていく、いこう、いきたいと思えれば、
自然に意欲が湧いてくるんですね。ふしぎですね。
なるほど、自分ひとりで全部がんばるのではなく、
自分が出来ないところは、仲間にカバーしてもらって、
その仲間と信じてやっていけば、おのずと良くなって
目標へまた一歩進んでいけるんですね。
今の僕にとって、良いヒントとなりました。
あと、「もしも悩みがなかったら」を今度読んでみようと思います。
今年もよろしくお願いします。
Posted at 19:33:31 2016/01/17 by トロロ
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