今、つらくても、きっと笑える日が来るんだから!

2017/12/30 (Sat)
一見、華やかに見える人でも幸せとは限らない。心に病を持っていたりする。
外見じゃわからない、難病を持っているかもしれない。
逆に見るからに不自由な人ほど私たちの想像を超えて心が幸せだったりする。
怪我の前よりも前向きに生きていて、・・・というより怪我する前より笑顔でさ。
すげえーーーと思ってしまうわけです。
つらい経験をしたからこそ、今を前向きに明るく生きれる。
なんら変わり映えのない平凡に感謝が出来たりするのかもしれない。
どん底を味わうことがなければ、ふつうの出来事は、やっぱり当たり前なわけだし。
つまらねえ、退屈だとなる。
この世界がどれほど光り輝いているかなんて見えやしないんだと思う。
今日、語らせて頂きたいのが、「今きついなら、それはもっと良くなるきっかけ、始まりでもある」と言う話です。
人生に悲観せず輝きを取り戻してほしい。
きっと上手くいく日が来るから。
火の玉至極のメッセージ・・・
3年前、私が謙虚に、誠実に、礼儀正しくとうわべで語っていた頃の話です。
とりあえず、思ってないけど、そうやっといた方がいい。
うわべだけだから、俺の方が上だ的な態度は、にじみ出てしまっていた。
結果を残し続けて、勝ちまくって、「勝てばいいんだろ」と。
そうです、結果が出ている間は誰も何も言わない。
人間は必ずいつか失敗するんです。
調子に乗って波乗りジョニーをしていると必ず来る転落。
私の転落っぷりったらなかった。
ビルの8階からブラジルまで届くんじゃないか?
ブラジルまで行ったら逆に浮いてしまいますけどってぐらい落ちた。
マグマで溶けずにブラジルまで落ちて浮いちゃったお前にあだ名をつけるなら、万有引力無視男。
叩かれるだけ叩かれた。
1番申し訳なかったのが、私についてきた後輩たち。
彼らが、ぼろくそにされたこと。
でもね。
泣けるんだ。
そこで後輩たちは、私を切り捨てて、巨大な勢力に入っておけば問題なかったんだよ。
それが「俺は火の玉さんを尊敬してますから。火の玉さんみたいな仕事をしたい」って引かない。
あーあ、お前はダメだな、わからないなら終わりだなって叩く先輩たちに笑われてた。
それでも「別に何と思われてもいいです」と。
そんなに信頼するなよ。
もう戦いは終わったんだ。
見事、私は敗北に終わり、ブラジルでサッカーをしようと思ってるところなんだぞ。
地球の裏側で、みんなを応援している。
失敗して1年は叩かれ放題。
後輩たちは飲み会のたびに、火の玉はクソだを聞かされて、それについて行くお前らもクソと罵られた。
もうさ。
上手く生きればいいのに。
お前ら、俺についてきても何の得もないんだから。
柔軟に自分を曲げて生きて行けよ。
「嫌です。火の玉さんが曲がらないから、俺も曲げません。自分の正解を信じます。勝手にやってるんで気にしないでください」
転落2年目。
彼らがプレゼン大会、春と秋を2連覇優勝した。
その時の私と言ったら、仕事最小限で放り投げて、娘のバスケット応援をしていた。
これでいいと思った。
新しい人たちが自分の力で道を切り開いてるんだから。
転落3年目のプレゼン大会、春。
またしても彼らが優勝した。
結果でまわりを黙らす。
この頃、私の悪口を言う人を逆に黙らせるまでなっていた。
私は「そうですね」って聞き流しておけ。俺のフォローなんてしなくていいと言った。
そしたら「いやダメです。ぶっつぶします」と。
心の転落地ブラジルで余生を過ごす私が少し噂されるようになった。
「火の玉さんって、もうプレゼンやらないの?」
「あの人どうしちゃったの?」
「野球も行ってないって聞いたけど?」
転落3年目夏、娘のバスケットが終わった。
県王者に負けるという結果。
負け方としては1番悔いが残らない相手に負けて終わったと思う。
心にぽかーんと穴が開いた。
何しようかな?・・・。
秋のことだった。
上司から言われた。
「そろそろ、戻って来いよ。もうあの時のことは忘れていい」
私は答えた。
「いや、忘れません。自分の失敗のケツを拭いてもらって、いろんなことを言われても、私を捨てなかったことを忘れません」
転落当時の上司、柳田さんは、私のことを甘やかしすぎだとか痛烈な批判を受けた。
でも柳田さんは、気にしなくていいと批判を受け続けた。
この人だって、火の玉はダメだと同調して切り捨てることが出来たのに、それをしなかった人だ。
まっすぐ、誠実。
この言葉は柳田さんそのものだ。
初めて人に勝てないと思った。
私は柳田さんを越えられないだろう。
実績とかじゃなく、人間として勝てない人に出会った。
柳田さんは逃げない。
汚れ仕事ばかりする人。
もちろん上手いことして昇給していく人はたくさんいる。
柳田さんは、ゴマすりが下手くそだから上の評価だって低い。
大切なのは、そういうことじゃないって教えてくれた。
そんな柳田さんからの「戻って来いよ」だった。
私は答えた。
昔のような結果が出せるかわかりません。
いや出せないと思います。
でももう1回やってみます。
柳田さんは「わかった、頼むぞ!優勝しようぜ、リーダー」
「いや、だから、いきなりそんなことにはなりませんって(笑)」
その後、柳田さんが後輩たちに「火の玉が帰って来るんだよ、この冬は熱くになるぞ」ってテンションマックスで話していたと聞かされました。
冬、プレゼン大会。
審査結果を発表します・・・
自信はなかった。
なぜか?
利益で他の課と200万近い差があった。
経験上、なんだかんだ金額だ。
その活動で、これだけの利益を出しましたと言ったチームが強い。
内容や工夫、感動的なラストなど採点基準はある。
だけど金額で勝ったチームがだいたい優勝。
誤差で行けば、50万程度ならひっくり返せる。
しかし200万。
無理だ。
甘くないと思った。
予選を突破して決勝の6チームまで残ったんだから、まあよしとしましょう。
そんな風に思っていた。
最優秀賞は・・・・
今回はダントツでした。
「チーム火の玉!」
ん?
火の玉?
えええええええええっ!
福ちゃんが「おっしゃーーーーー!」ってバカでかい声をあげる。
やめろ、喜ぶとまた叩かれるから。
でも嬉しいな(笑)
福ちゃんありがとう。
「やりましたね、火の玉さんっ!」
福ちゃんの握手は、おまえ選挙前の政治家かというぐらい強い握手でぶんぶん腕を振った。
痛いって(笑)
柳田さんが言った。
「ほら、待ってりゃ、いつか風が吹くんだよ」
まっすぐな嘘をつかない柳田さんの背中から出た言葉だ。
嘘がなければ、時間はかかってもちゃんと理解される。
「もう忘れていい、これから前を見て進めよ」
私は目にたまる涙を必死に、こらえた。
「いえ、ご迷惑をおかけして、守ってもらったことを一生忘れません。心の片隅に置き、前へ進みます」
3年前、ラッキー当選で勝ち、天狗になり転落。
信じてくれていた人たちのおかげで復活することが出来ました。
昔とは違います。
私は負けたチームを思い、謙虚に頭を下げました。
まとめ・・・
人生ってつらいこと方が多いです。
転落してどん底なあなたへ。
あとは上がるだけなんて、ありきたりな言葉は言いません。
休んでいい。
頑張らなくていい。
だってどん底で、上がる元気もないでしょう。
でも忘れないでほしいことがある。
自分を大切に思ってくれる人のために、とりあえず生きて行こう。
人生は自分のためだけにあるんじゃない。
自分と自分を想ってくれる人のために、あなたの物語がある。
あなたの物語に出るキャスト全員がハッピーエンドで終われる物語にしなきゃいけない。
大切にされたことを日記に書き留めておこう。
それだけでいい。
あなたはいつか復活します。
返り咲きます。
その時に、出せる心からの「ありがとう」でつかめるものがあります。
あの転落が良かったと思える未来です。
人生がオセロの角を取った時のように、パタパタとひっくり返る瞬間が来ます。
一緒に喜んでくれる人がいる。
あなたを大切に思ってくれる人が一人でもいたならば、あなたの人生は勝ちなんです。
2018年も残りわずかです。
良いお年をお過ごしください。
こちらは、そんなに頑張らなくていいってことを教えてくれた1冊です。
よかったら一緒にお読みください。
映画化されていて、TUTAYAでDVDも借りられます。
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この記事へのコメント

寛和さんへ
こちらこそ、読んで頂きありがとうございました。
私の失敗の歴史が、少しでも励ましになっているのなら幸いです。
Posted at 15:21:22 2018/01/10 by 火の玉ボール
この記事へのコメント

ありがとうございます。
いつも、励まされてます。
ありがとうございます。
Posted at 09:42:29 2018/01/10 by 酒井寛和
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