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外野フライでグローブを出したまま走り、万歳ジャンプでエラーしない練習法

kage

2018/06/06 (Wed)

練習で変なクセがついてしまいました。

フライでグローブ出しながら走る。

取る前にジャンプして取りに行ってしまう。



土日に怒られるのがルーティーンとなっています。

本人に気持ちを確認すれば、『上手になりたい、スタメン落ちしたくない、大会で優勝したい』と言っているので、直せるようにサポートはしてあげたいです。

何か有効な声掛けや、練習方法などがあれば教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。









火の玉至極のメッセージ・・・








まず最初にお伝えしたいのが、クセではありません。



野球経験が少ない人やボールを怖がってる人が、当然にやってしまう素人プレーです。

「テニスボールで200球あげて練習してる時はクセが出ない」というコメントを頂きました。

そりゃ大丈夫でしょう。

柔らかいテニスボール、しかもお母さんのトス・・・顔に当たっても怖くないし直前でグラブが出せます。

軟式ボールで高々と上げられるフライ・・・このまま取れなかったら顔に当たるという恐怖。

基本顔の前でフライは取りますから、キャッチの技術がおろそかだとグラブは早めに出て硬直してボールを待つとなります。

グローブを出して自分の顔を守りたい。

これが楽々、捕球出来て、顔に当たる可能性ゼロの選手ならば、グラブを出しながら走るというお粗末なプレーにはならないんです。




さてさて、2点目の取る前にジャンプですが、これもクセではないんです。

野球人誰しもが遠った素人プレーです。

早く取りに行きたい。

グローブでボールを取りに行きます。


ボールは取りに行くのではなく待つんです。



ボールは勝手に自分の方に飛んできます。

だから待ってパシっと取ればいい。

しかし初心者は取りに行く。

これを「ボールを迎えに行ってる」「取りに行ってるよ」と言います。


万歳ジャンプエラーもこれです。


取らなきゃ取らなきゃって前に出て自動車バックしてジャンプ。

ズコーンと豪快にエラー。



原理の方、わかりましたか?









5年生顔面トラップ・・・・









私も小学校5年生の時だったかな。

いやいや外野フライには苦しみました。

もう取れないし、怖いし。

グラブに入らなかったら、そのまま自分に直撃ですからね。


言うならば、砲弾を自分に向かって打ち込まれてる気分です。


下の4年生に、「簡単じゃん、なんで取れないんだ」と笑われていましたし。


何より実際、砲弾を顔面直撃した時は、長谷川穂積のパンチで、ぐらつくベトナム人の気持ちがわかったぐらい効きました。


取る前から逃げ腰でしたね(笑)

これ、6年生になっても変わらずで、困っていた時に、ショートになったため助かりました。


38歳の今、顔面にも当たらないし、怖くもありません。

なぜか?


単純にキャッチの技術が今はあって、当時はないってだけなんです。

当然、中学生になるころには普通に取ってます。

1年間ショートをやっていたにも関わらずです。


だから私から言えるのは、技術が上がれば、グラブを出しながら走るというプレーは、誰でもなくなります。

自主練で外野ノックって受けれませんから、壁当てをたくさんやってキャッチングの技術をあげて行けば大丈夫です。

親御さんが可能ならそれこそ200球近いキャッチボール(やっぱり基本)をしてあげるといいでしょう。










外野守備でこれだけは意識して覚えなきゃいけないこと・・・






落下点を知る!




正確には落下点を予測するです。



打者、ノッカーが打った瞬間に「この打球はあそこに落ちる」という予測を立てるんです


カーンの瞬間、予測。

そしたら打球から目を切って、全力ダッシュで予測ポイントへ走る。


予測ポイントについたら、打球を見る。

予測ポイントにズレがあったら、再度予測をし直して走る。


そうやって落下点に入ってボールを取るんです。


どこに落ちるか予測しないと、ずーーーーっとボールを見ながら走って、追いかけて取りに行くことになります。


野球って違うんです。


予測なんです。


ボールが来るポイントを予測して取る、打つ。


この予測に狂いがない選手は、取る、打つが出来るから上手い。

調子を落とすというのは、予測の狂いから来ています。









テニスボールをあげてあげる練習・・・






これ意外と良いと思います。

息子さんの意識として「グローブを出さない」「ジャンプしない」ではなく、投げた瞬間に目を切って「落下点予測ポイント」に全力で走ってボールを再度見て取るという練習に変えてみてはいかがですか?


予測ポイントは息子さん本人の感覚で決めて大丈夫です。



上手くなってくると打球の上がり方、スピードで前後ろがわかってきます。

さらには打球が上がらずとも、打者のスイングで、この辺と言う1歩目が出せるようになります。


打球から1回、目を切るのは、打球を見失いそうで怖いです。


しかしだいたいの予測をつけているため、これが見失わないんです。

人間って凄いですね(笑)


これをやれば、まずはグラブを出しながら走る必要はなくなります。

全力で落下点に走るだけですから。



それからボールを見て、あとは来るボール取る。

その時にジャンプをしてしまったら、キャッチボールや壁当てを増やしてください。

1番は外野ノックを受けまくるのが1番ですが自主練では出来ないのでキャッチボールで大丈夫です。


キャッチボールも上達していくと、グラブを出して取るのが直前になっていきます。

キャッチに自信がついてくるんです。

外野フライやゴロは、その応用ですから、キャッチボールをしっかりしていれば出来るようになります。


本当ならばお家へ駆けつけて、息子さんにやって見せたいところです。

無料ブロガーってことで文章で勘弁してください。

ただ文章でわかりにくい部分があれば、さらに質問してくださって構いません。


具体的にお答えします。
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この記事へのコメント

kage

コマサさんへ

息子さんに必要なのは、時間と練習量です。
ボールに慣れさえすれば、自然と解消していく現象です。
しかし慣れなければ、どんな薬も効かないので、やっぱり「取る投げる」の本数を増やしてあげる。
集中した取る投げるの時間があれば、さらに効果は早くなります。

今日はキャッチボール、今日はノック、今日はペッパーというように、息子さんを飽きさせない工夫も必要です。
時には今日は打撃でもいい。
つらいことを前向きやれるようにしましょう。

最近、1番良いなと思ってる声掛けがあるのでご紹介します。

フライがきれいに取れた時に伝えて下さい。
「一生懸命、テニスボールやってたからだよ」

物事が上手く行ったとき、原因を「練習したから出来た」というところに持っていく。
そうすることで、練習しようって気持ちになります。


逆に練習を嫌々やってもらっても意味がないので、あえて自主練習を休みにしちゃいます。
そうするとやっぱり上手く行かないです。
ミスをします。

「練習してないからね」


これで練習の大切さを知ってもらいます。


結果=練習にしてあげたら、うちの娘の場合ですが練習を前向きにやってくれるようになりました。


フライを打ち上げるお母さん・・・正直めちゃめちゃカッコいいです!
見たことがありません。
人は背中でしか語れません。
挑戦するお母さんの背中を見ながら、息子さんもきっと応えてくれますよ!!

Posted at 10:06:21 2018/06/12 by 火の玉ボール

この記事へのコメント

kage

火の玉さん

たびたび、ありがとうございます。
声掛けのコメントの方も読ませていただきました。
できるだけ、気分を乗せて、フライキャッチもキャッチボールもしていきます!

テニスボールのフライ上げは、もともと落下点に入るための練習として取り入れていたのですが、ここ1年くらい手で追いかけるようなキャッチをしていなかった息子が、最近になってまた、相談した内容でボールを追いかけるようになってしまったので、いつの間にか、そっちの矯正がメインになっていました。

手が出てしまうのはキャッチボール、落下点はテニスボールのフライ上げで分けて考えて練習していきます。

全然関係ないですが、母は今年中にバットでフライがあげれるように猛特訓中です。
こちらも練習頑張ります。

Posted at 17:48:32 2018/06/07 by コマサ


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kage


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