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なぜ俺は一生懸命努力してるのに選ばれないのか?

kage

2019/05/19 (Sun)

世の中は不公平だ。

おかしい。

それまで一生懸命練習していた子はいる。

ずっと頑張ってきた子。

しかし、ベンチ入りメンバーに呼ばれたのは怪我から復帰1日の推薦の選手。

いや正確には治っていない。

無理やり復帰して、本調子でもない。

今回はさすがに外されると誰しもが思った。

だけどそうじゃない。

世の中はそうなっていない。

学校では「がんばったで賞」「努力賞」、さらには休まないで来た「皆勤賞」があり、一生懸命が認められる世界。

がんばるってことが、すばらしいとされている。


事実社会はそうやって回っていないんです。


圧倒的な力関係で成り立っている。



頑張った結果、28秒が26秒にならないといけない。

もちろん何もしなくても最初から25秒の人だっている。

使われるのは25秒の選手なのです。

それが揺るがない事実です。


レギュラークラスが25秒で走るなら、一生懸命努力して24秒をたたき出さないと使われない。

毎日休まずがんばって28秒のままなら、推薦枠で獲った選手が入るのは当たり前です。


会社は利益が出せる人の給料をあげます。


がんばっているだけの人の給料は基本給だけあがる最低賃金です。

結局のところ、どんなに嫌な奴でも、上手い事結果を出せば偉くなってしまう。

やってられないですよね。



でもそうなってるってことを知っていれば、人生を環境のせいにはしない。




どうせ俺がいくらやってもって考えにはならない。


がんばったで終わらない。

自分を認めない。

まだ24秒じゃない。

24秒にならない努力は、まだ足りない努力なんだと自分を鼓舞できる。

さらに自分の脳は考えてくれます。

どうしたら25秒切れるのか?

どんな筋肉を鍛えればいいのか?

少なくとも「私はこんなに頑張ってるのになんで?」という考え方にはならないんです。

レギュラークラスと同じかそれ以上に走れない自分。

打球を飛ばせない自分を客観的に見て、足らないという結論が出る。


人生を自分のせいにして進める人だけが最後に逆転する。








でも火の玉さん、どんなにやっても報われないよって人へ







そうですね。

人生ってどこかで折り合いをつけていくことなんです。

昔の侍はよく逃げたと言われています。

侍魂とか言われていますが違います。

負けたら死ぬんですから。

全戦全勝じゃないと生き残れない世界。

嫌な予感がしたり、パッと出会った瞬間のオーラで自分が勝てるか、勝てないかを判断して、やばい時は逃げたんです。



賢者は目の前に熊がいたなら、道を変える。

勇者は熊から逃げず、熊をどかそうと戦い死ぬ。



選択は、正解か不正解の2択しかありません。

2択を選ぶとき、不正解の時にパッピーでいられる考え方を出来ればいい。


間違えた時にハッピーでいられるような選択をするんです。


ラーメンを頼む時、地獄ラーメンを頼んでみる。

辛い辛いと汗を流しながら、もういらねえって食べる。

辛いの苦手なんだよって言いながら苦戦する様をみんなが笑う。

じゃあ頼むなよって突っ込まれながら、地獄ラーメンを完走する。

失敗しながら楽しんでいることが大事。

これやったらダメかもなって思った時、オチまで考えてその選択をするんです。



その挑戦をするとき、負けた時に良い方向へ進んでいるか?を考えて挑戦する。

失敗が成長につながることを意識して挑戦する。

ベンチ入りを目指して、がんばった日々がきっと人生の支えになる。

どんなつらいことも折れずにやっていけるメンタルをもらえたなら、球場の外で応援で終わっても社会では勝ち組になる。

野球だけじゃない。

人生80年を俯瞰して見た時、この挑戦はおもしろかったと思えればいい。

人生を彩り豊かにするだろうって思えればいい。

選択は必ずしも合っていなくていい!



間違っても、おもしろいと思えるか。







なぜ世の中が不公平に感じるのか?







最後にお話します。

学校にある。

部活動対抗リレーがあるとき、リレーの選手は速い順ではない。

3年生が出る。

最後の体育祭だから。

2年、1年の速い子は、3年生に花を持たせる制度なんです。

これ、ほとんどの学校がそうなってる。

徒競走もタイム順にレーンが組まれていて、遅い子でも1位が取れるかもしれないシステムに変わった。

学校の上位6人が最後のレーンになり、1位が取れない。



そういう仕組みも良い思います。


だけど社会は変わっていないんです。

働き出して、あれ?おかしい。

なんで、こんなに怒られるの?

俺はダメのか?

辞めよう・・・となる。



もちろん社会にたずさわる私たちも若手と接するときに、話し方や伝え方を大きく変えています。

少しでもその子の可能性が伸びるように関わりたい。

でも最後の最後の根っこの部分で、のし上がっていくのは結果を出す人間なんです。


大会で勝ちに行ってる時、エースは遅刻してきても、実力があれば、すぐに交代してマウンドへ行きます。

7回の裏に1打サヨナラの打席で、到着した私。

無欠席でがんばってきた人の代打で出てサヨナラヒットを打ちました。


若い時の話ですが、事実ありました。


文句はたくさん出ても、使われるのは私なんです。

監督がどんなに厳しくても、飲み会で説教される程度で、結局は使う。


練習は下手な奴がやればいいって参加もせずに遊んでました。

これが世の中で最後の部分は変わらない。


娘のバスケット応援で1年半、野球を休みました。


先週、久々に行った時、私は4番。

今は年齢も年齢なので、天狗な振る舞いはしません。

でも4番です。

その日のチームのヒットは3本。

1本が私のセンターオーバー。

結果が出る以上は使われます。

すごく不快に聞こえるかもしれません。

でも聞いてください。

私はブログにも書いてきましたが、現場を離れても筋トレは1日おきに欠かしていません。

娘を鍛えながら、自分も一緒にラントレをしています。

メニューは壮絶なものです。


すなわち、いつ行っても結果を出せる努力はしているんです。



草野球Dクラスレベルなら、1試合1本打つことは40歳になっても可能です。

「1年半ぶりですが、毎日筋トレしてました」というアピールはいらないんです。

求められてるのは、チャンスで打ってくれ。

打ってくれるなら4番にする。

本当は嫌だけど、勝てないのはもっと嫌だってことです。



組織は常に勝つために最善の選択をする。


無情ですがそうなってます。

その枠にハマっていくための努力をしましょう。


今日は名門バスケ部に入った娘の高校でベンチ入り事件が起きたことにより、それが世の中だよって答えた話をしました。

もちろんメンバー発表の前から予言していたので、私はエスパー火の玉として娘にリスペクトされました。

しかし、経験から当たり前の話をしただけで、もちろん私自身、選ばれない側の方が多いことは言うまでもありません。


はやく、結果を出して・・・いや出せるものを見つけて、ひいきされる側に行きましょう!!

ありがとうございました。
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