ピーターの法則に負けない。いつか無能の抜け出し方。

2021/06/24 (Thu)
私たちはピーターの法則により、いつかは無能となりバカにしていたアイツになる。セカンドゴロが転がり、必死にボールに合わせるオッサン。
スリーバウンド目に体を合わせて取り、素早く1塁へ送球。
ちょっとかっこつけたジャンピングサイドスロー。
セーフ!
セカンドゴロでセーフって!
しかもそれが、そのおっさんのベストプレーだった。
もちろんバッターランナーはイチローさんではない。
普通の草野球にチームに存在する8番メガネ君、右バッターだ。
決して速くない。
しかし打ったら頑張って走るメガネ君。
判定セーフで相手ベンチは嵐ライブ状態。
私はそこで本当の「ひきつった顔」というのを学んだ。
「切り替えよう」って励ました時の投手の顔。
いやこれが本当のひきつった顔か。
そうだよな?
ふつうに高校野球やって来て、草野球デビューして、これからは楽しく野球やろうって思う中で、まさかセカンドゴロがセーフって。
もう少し真面目にやりたい。
そこまでギャグで野球したくない。
そういう思いが含んだ、ひきつった顔で小鳥のような鳴き声で君は「はい」と言ったな。
あまりの出来事にメンタル崩壊して崩れたな。
慣れるんだ。
ここはグローブを洗濯機にぶち込んで洗おうする連中の集まったスラム街だ。
今日の話はいつか老いるという話ではありません。
人はみんなピーターの法則に逆らえず、無能になるって話です。
この高卒の投手もまたピーターの法則に乗っ取って、今ここにいるんです。
セカンドゴロセーフという奇跡に遭遇しながらも、生きて行ける場所はここしかないのです。
ピーターの法則とは・・・
教育学者のローレンス・J・ピーター博士の研究です。
人はみんな無能で落ち着く。
仕事が出来る人は偉くなる。
平社員で有能ならリーダー。
リーダーで有能さを発揮するとマネージャー。
マネージャーでも有能だとゼネラルマネージャー、部長、取締役、常務、社長。
その人の限界まで昇進して、通用しなくなった場所で無能となり、そこに落ち着く。
無能の判定を受けた人で組織は構成されるため会社は無能の集まりとなる。
その中で有能な人間は偉くなり、最後に限界の役職に付いて無能になるという仕組みだ。
限界というか仕事内容が異なるって話でもあります。
現場で有能で管理職なったら、人をまとめることは出来なかった。
20人なら、まとめられたけど40人になったら目が届かなくなった。
自分では出来たけど任せることが出来なかった。
営業は出来たけど、管理監督は出来なかった。
部署はまとめられたけど、経営は出来なかった。
そんなところです。
私のチームのひきつった顔をした高卒の投手もそうなんです。
もしも自分が大学で野球が出来るレベルにあったら、もちろんそこに行った。
でも高校で2回戦敗退。
上ではやれないって思い就職した。
野球は好きだから草野球をやろうで、今ここなんです。
もう少しできる人は軟式野球でBクラスやAクラスでやるでしょう。
各階層で限界まで行って、最後にあきらめる形でおさまるってことです。
ピーターの法則にハマらないために
わかってても無能にはなりたくないですよね?
仕方ないと思てても嫌ですよね?
様々な分野でピーターの法則にハマる人たちが思い浮かんだでしょう。
あの人、現場作業員の時は良かったけどリーダーになったら急にダメになったよな。
偉くなる前は人気者だったのに、上司になったら皆に嫌われてしまった人。
限界だったんです。
というよりも、そこで戦うスキルと体を持ち合わせていなかったんです。
キャプテンになったら嫌われた。
孤独になった。
私はピーターの法則を知った時、やっぱり何とか有能でいたいと思いました。
いつまでも人から承認されて、居場所がある世界に身を置きたいと思ったんです。
それで見つけたことがあります。
やるってわかってることはちゃんと勉強しておこう。
もちろん今の本業に支障がないように結果を出す中で、空いた時間で未来でやるかもしれないことは勉強をしようって決めたんです。
現場でモノづくりをしている時に、管理職になったらパソコンを使う。
毎日、パソコンに触る方法はないだろうか?
そうだブログ書こう!
こんな感じで「どうせやるスキル」をあげて先に覚えました。
そこに行かなくてもいいけど、もしも1階級あがってしまったら出来るようにしておくために。
追い詰められて上司に怒鳴られても、限界だから何もできず次の日も怒られる人をたくさん見ました。
精神病にかかり長期休養なんて人もいます。
部下を持つとしたら、自分の部下になる人はファミリーです。
せめて上司として働きやすい環境を用意してあげれないか?
不満があっても我慢の効く範囲のストレスで抑えられないか?
私の周りの人にやる気になってもらえれば、それは私の業績になります。
なるべく部下のストレスを取る環境を用意します。
私は偽善者にはなれず、ウインウイン信頼関係を築きます。
その方が信用してもらえると思うからです。
職場での人間関係、上司との関係が家族関係に影響するという研究もあります。
そうなると、もしも離婚したら私のせいでもあるんです。
子供と奥さんと上手くいかないのは職場をひきづっているパターンも多い。
逆もあるんです。
だからピーターの法則にやられるわけにはいかないんです。
自分の体調の悪さは部下にも影響してパフォーマンスを落とすとしたら、いつも体調が良くないといけない。
どうせやる。やらなきゃ精神科へ行くことになる。
ちなみに精神病の改善で医者に進められるのも運動なんです。
それほど運動は体だけじゃなく脳機能、さらに精神の安定に効くんです。
これがわかってれば誰でも今日から自分を磨くんじゃないでしょうか?
睡眠の質をあげる。
睡眠時間を作る。
筋トレをする。
有酸素運動をする。
酒の量を減らす。
野菜中心の生活をする。
本を読み勉強して、上に立っても上から目線にならないコミュニケーションが取れるスキルを身につけておく。
わからないことは調べて勉強しておく。
どうせやる。
やらないで逃げて楽をしたら、無能で組織に居ても居なくていい扱いを受けることになる。
やっぱり私たちもプロ選手と一緒なんです。
体調管理して練習。
ビジネスの練習は簡単。コミュニケーション、話す、書く、聞く、資料作成の5つの能力を磨く。伸ばす勉強です。
でもまず体調管理しない人が実に多いんです。
それが出来ないと練習できません。
野球で考えてみてください。
夜遅くまで練習して、帰って酒を飲んで、2時間ほど眠って朝から試合。
試合が終わったら結果を出すために、また夜遅くまで練習。
昨日よりも酒の量は増えて、睡眠はまた2時間で朝から試合。
これを毎日やってるのが今のビジネスマンです。
プロアスリートはそんなことしません。
ちゃんと食事をして入浴を15分以上して試合の前に酒は飲みません。
睡眠7時間は何が何でも作っているという話です。
それをやらない選手は若くして引退。
1度の最多勝で来年は消える。
仕事も同じです。
今いるところが、あなたの最高峰。
そしてステージはさらに上がある。
いずれそこに行く。
行くのがわかってるなら今日から始めよう。
私はそうやってサラリーマン22年、ピーターに連勝してきました。
あと20年あります。
毎日ピーターと向き合いながら考えた40代にしておくべきこと。
練習に行く前の体です。
これしかない。
私は一時期、見たい映画を見て睡眠3時間でコークハイボールを1日5杯飲んでいました。
好きなことをして生きようと思ったことがあるんです。
人生は1度だからって。
確かに楽しかった。
でも会社に行く足は重かった。
ももとふくらはぎはむくんでいました。
目も開かない。
会議中は眠い。
物忘れがひどくななった。
仕事のミスも増えて失敗が増えた。
ピーターの法則に片足を突っ込んだことがわかりました。
ミスの原因を突き止めて対策を打っても無駄です。
体と脳が動いてないから、その対策すらも実行できないんです。
私は変えました。
休みの日以外に酒を飲めない日々はつらい。
しかし相反して仕事場での体の調子は良い。
目もパッチリ開いてやる気に満ち溢れてる。
仕事で疲れてるのにジムに寄るのはつらい。早く帰ってだらだらしたい。
でも運動した次の日はやっぱり調子は良い。
夜もぐっすり眠れてる。
楽な方に逃げないでほしい。
ピーターの法則にハマった人生の方が辛いからです。
人はみんなどこかで負ける。
でも死に場所を自分で決めれる人生に出来たらとても幸せじゃないかと私は思ってます。
必要とされない孤独はつらいんです。
連続ミスで、さらにハイボールに逃げることも出来ました。
でもそれをしなかったのは、どうせやるってわかっていたからです。
40代、体と脳が衰えます。
そのままだといずれ終わるんです。
鍛えてみてはどうでしょうか?
1日20秒全力運動でも効果ありなんです。
ピーターからの解放。
60歳まで戦えるように!
またピーターにハマった人でも、逆転をしたいならやることは一緒です。
体改善がすべてです。
他人と比べる。比べない方法。≪ | HOME | ≫積極的休息でHIIPAを20秒でやれる。
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