今日、休みます。

2022/12/16 (Fri)
耐えられなかった。明日の会議には出ないと決めていた。
最近は動悸が激しい。
会議前にバクバクバク内側から誰かが私の心臓をぶっ叩いているような鼓動が起きる。
体にびりびり硬直していくのがわかる。
会議中に私に矛先が向き、まくし立てられた後、やっぱり体が悲鳴を上げる。
胸が締めつけられるのは、日に3度ぐらいだったのが、1日中となった。
昼寝から起きると猛烈な吐き気に見舞われた。
朝、室長に電話を入れた。
休むと決めていた。
3日前、室長のメールで「次の会議で○○の件の報告願います」の文章を読んだ瞬間、耐えれない胸の痛みが押し寄せた。
痛みを感じながら思った。だめだ、今回は逃げようと決めた。
これに出て、怒鳴られたら私の人生が壊れるような気がした。NHKで見るうつ病の人のように1点を見つめて動けない人になる。
その前に自分を守ろうと思った。
「すみません、朝起きたら胸が締めつけられて痛く、吐き気も出てるので、今日は精神科へ行ってきます。何もなければ内科へ行きます」
精神科で間違いない自信があった。
私は元々メンタルが弱い男として自覚があった。
だからこそ筋トレを休まず行っている。
健診に言っても10秒で問診が終わる。
メンタルのために、お酒は控えめにして運動してるため体は絶対に健康なのだ。
だから今起こってる体調不良は精神科へ行けばいい確信があった。
半年前から部下がミスをし始めた。
持ち前の分析とプレゼンで怒られずに乗り切っていた。
しかしまたすぐに次のミスが起こった。
解決しないうちに、またミス。
私の課で連続で起きて、とうとう怒鳴られるようになった。
「なにしてんねん」
関西出身の重役の言葉は考えるよりもボリュームと迫力があった。
「お前がそんなだから部下が適当な仕事してんやろ」
「もっとまじめに仕事してくれや!なめてんのか」
前の日に2時間かけて作った資料を10秒ほど眺めて投げ返された。
「やりなおしや、話にならん」
「なんかお前、自分のせいだと思ってへんやろ?他人事で話してるように聞こえるわ」
怒られながら、2度、3度と資料を持ち帰り、やり直す対策に納得してもらい乗り越える日々。
ひとつのミス報告がやっと終わったと長く息を吐きだして帰る。
たが吐き出した息も、すぐに吸い込み直すような凡ミスが出る。
「火の玉さん、機械が破損しました、すいません、俺の不注意で見るの忘れてました」
これをなんて報告すればいい・・・答えがない。また怒られる・・・。
部下は責めれない。なるべく表情に出さないように笑顔で「わかった、気にするな」と返す。
また始まる・・・いつしか私の首はスマホっ首の若者のように曲がって、うつむき歩いていた。
逃げるように、精神科の入り口に立っていた。
続く・・・
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