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休職

kage

2022/12/22 (Thu)

1か月半の休職期間をもらった。

休んで5日間が経ちわかったことがある。

朝の吐き気が消えた。

動悸が消えた。

一日中、起こっていた胸の痛みも消えた。

今思うとだいぶ、やばい状態だったんだなと思う。

実は病院に行く時のタイミングとしては早すぎると思っていた。

なぜなら、吐き気はするけどご飯は食べれてる。

他人とも笑い話が出来る。ずっと下を向いてるわけじゃない。

夜も11時にはすぐに眠りにつけた。

朝も目覚ましで起きれて遅刻もない。

体も起き上がるし会社に行ける。心に聞こえてくる声は(大丈夫、何とかなるっしょ)だ。

いろんな人間を励ます魔法の言葉「大丈夫、何とかなる」は根拠はなくても、やっぱり人々の人生を照らしてきた。

実際、ここまで何とかなってきた。

世の中の人すべてが大丈夫だった。

だから今回だって、大丈夫、何とかなるっしょ。

こんな俺はまだ大丈夫で、こんなレベルで精神科に行くのはむしろ甘いんじゃないかとすら思った。

普通の人は、もっと頑張って頑張って頑張って、倒れる寸前でも「大丈夫、何とかなる」って言うのだろう。

ただ私が普通の人と違ったのは「生粋の根性なし」と「斜め上からのひねくれ目線」だったことだ。





根性なしとひねくれ目線を認めてしまえば、逃げることも選択肢なる





挫折の経験はない。

挫折の前に乗り越えない。

壁から方向転換して、また壁が来たら右にそれる。それが根性なしゲージ5000の私である。

たいていの上手くいかないことを努力で乗り越えたことがない。

最初から出来ることで、ほんの少しの頑張りで他人よりも優れているものでしか勝負してない。

無理だとわかってからのあきらめの早さったらない。

アルゼンチンのカウンターよりも早い。

私は常に先を行く人の人生を見ながら、自分の人生の決定をしている。

うつ病になった人の家庭は、やっぱり壊れてしまうことが多い。

奥さんも支えきれず、おかしくなってしまうパターンを見てきた。

最近会社を辞めた人も、失敗をして同僚に責められて、うつ病の診断だった。

会社を2か月休んだ。

復帰するころには離婚が決まっていて実家に帰るとのことで辞めた。

人格の崩壊、家庭はボロボロになって一人になったのだ。

彼には帰る実家があった。

私にはない。両親は他界した。彼のようになったら私は一人どうすればいいのだろう。


あとは経験者に聞く。

経験者は言う。

「治らないんだ。またいつなるかもしれない恐怖と戦ってる」

その他には「いまだに薬は手放せない。代償として左目の視力はほとんどない」

重症を負ってからでは遅いのだ。

だから筋トレをした。

だから森を散歩した。

だからサウナへ行った。

だから瞑想をした。

すべては未来を変えるためにだ。

庭付き一戸建て、子供は二人、二匹の猫。ここまでそろえた、一般的な幸せを手に入れた。

会社でも妬まれるレベルの異例の昇進、平均年収の突破も早かった。

趣味の草野球はC級県準優勝。

家族、仕事、プライベートと順調。これを守るために先人を見て勉強して対策を打った。

でも上手くいかないこともある。

だから、その中で1番、失いたくないものを最初から決めていた。

家族だけは失いたくない。

だから、だから、だから重度のうつ病だけは避けたい思い。

強く思ったからこそ、メンタルを鍛えたのだ。

どうにもならなく詰んでると思ったら、壊れる前に病院に行くことは決めていた。

会社が私に出した課題は私に取ったら無理難題だった。

私の能力では無茶な要求だった。

力をつけて、打たれながら乗り越えるか?

いやそんな風には生きて来なかった。

中学で補欠になったら、すんなり受け入れた。

悔しさを感じることなく受け入れた。それが私だ。必要な努力もしない。

才能の段階で行けなかったら、そこが引き時だ。

怒鳴られるのは私だけじゃない。

私だけがこんな目に合ってるわけじゃない。

みんな怒鳴られる。ふがいない数字、ふがいない仕事をすれば当然そうなる。

今、この会社では、それが正義。誰も異を唱えない。会社は変わらない。取締役が右と言ったら右なのだ。

いやなら自分で会社を作れって話で従うのがサラリーマンで結果を出した奴が上へあがる。

どこの課も自分たちの保身のために出した数字は「無茶苦茶な出来ます」のオンパレード。

その数字で「出来るって出てるのに、なんで出来へんのや!」という罵声が飛ぶことは容易に計算がつく。

とりあえず今をしのぐだけの数字。

現実は出来ない。わかりきった数字を目にして私は思った。

ばかじゃねえの?頭が狂ってる。

どいつもこいつも、頭がおかしくなって「出来ます」「やります」「大丈夫です」だ。

そんで私がそれに従って部下にやらせれば、きっと不満爆発。

現場を苦しめた結果、また凡ミス。

責任は私・・・詰んでる。

これが毎年毎年、さらに数字出せの圧力。

バカみたいに「出来ます」という数字を出す兵隊幹部たち。

はい、死ぬまでやってろ、会社辞めますが正解。

「大丈夫何とかなる」では、病んでいくだけ。

夜中に暴れて命を絶とうとしてしまうのがうつ病という病気で怖いのだ。

乗り越えている人もたくさんいるが、私は乗り越えられない人の方だろう。

だから、なっちゃいけないのだ。

その決意が私に早めの精神科の選択を与えた。

私は逃げる決断をして休職をしている。

後悔はしていない。

無理難題と感じた私は負けたのだ。

出来る奴は、何とかしてやるだろう。

私にはそれが出来なかっただけ。

斜め右にそれて、人生の幸せを探していく。

昇進を幸せとしていた基準を変えて、今は毎日グローブを磨く日々を楽しんでいる。

惨めに感じる人もいるだろう。私はいいと思っている。

私は自分で選んだ。

もっと落胆するかと思っていたがそうでもない。

光沢が出るグローブを見ながら、にんまりする。明日も壁当てをしよう。

続く。
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