2023
May
01
0
転機となる。生き方は急に変わるのかもしれない。
転機は得てして平凡な日常の中にやってくる。
テレビを見ていた。
空手の長嶋一茂の世界大会ドキュメンタリーだ。
40歳になってドキュメンタリーをよく見るようになった。
若い時は、お笑いやアニメばかりで時代劇を見る親父を見下した。
何がおもしろいかわからない。
忠臣蔵なんて年末12時間だぞ?
時代劇は置いておいて、そんな大人たちが見る1つであるドキュメンタリーをよく見るようになった。
人が真剣に生きている姿は色んな意味で勉強になった。
そんな中、今思えば転機。
長嶋一茂の空手は間違いなく転機だった。
休職中はとにかく暇だった。
悩む日々からは、あっという間に解放された。
仕事に行かなくていい。
そうなった途端、私は戻った。
1週間ぐらいで、ほぼ正常に戻った。
復帰してわかるのは、プレッシャーのかかる仕事をすると胸が締まる。
それを最小限に抑えるか、それがない部署に異動すればいい。
今は花形部署に残りたい気持ちがある。
やりがいと給料があるからだ。
でもそれは心からやりたいことではない。
お金が出るからやっている。
他人の尊敬を得られるからやっている。
自分主体ではないのだ。
仕事のプレッシャーはある。
いつかはダメになるような気もしている。
どこかであきらめたほうがいい気もしている。
ただ、「もうやれない」ってところまで行ってみたい。
次は逃げずに、やれるだけやって終わりたいのだ。
そんな考えの中で仕事、仕事、仕事の日々。
仕事を考えているようで転機が始まっていた・・・
子供のころ、野球をやった。
高校まで12年だ。
その後、草野球も真剣に取り組み県準優勝まで行った。
県内の強豪と試合して趣味を真剣に楽しんだ。
充実した。
でも、もう一つやりたいことがあった。
空手だ。
単純に強くなりたかった。
ケンカをすると弱かった。
いや弱いわけではない。
真ん中ぐらい。
単純に私より強い奴がいて、逆らえない。
カツアゲをされて、怖くてお金を払って逃げたこともある。
お金を払って、ありがとうってヤンキーからカロリーメイト半分をもらった。
カロリーメイト半分を受け取って「ありがとうございます」って言ってしまうダサさ。
帰っていいよで、逃げるように帰った。
・・・・・・・強くなりたい・・・・・・
これが私の心の叫びだった。
学校でケンカに負けた。
2発ほど顔面を殴られて戦意喪失。
ダサい負け方だ。
戦ってもいない。
弱すぎて父に空手をやりたいと言ったことがある。
野球やれってスルーされた。
今、43歳になってケンカをしたいわけではない。
一茂を見て、私も強くなって、大会に出たいと思った。
自分の体一つで勝ち上がる高揚感を得たいと思った。
空手の大会は40歳以上の部がある。
バリバリの現役の若手とやることはない。
もちろん40歳の空手家は、あの時のヤンキーとは比べ物にならないぐらい強いのだが。
それでも単純に「強くなりたい」と思った。
やろうと決めた。
強くなりたいに理由はない。
なぜ?って聞かれてもわからない。
ただただ弱いのが嫌なのだ。
一茂を見て、今やろうって決めた。
空手道場の扉を開けて「見学させてください」で今だ。
ローキックの蹴り方、前蹴りの蹴り方、効かせ方があるというのを知って楽しくて仕方がない。
スパーリングもサンドバックも楽しい。
「仕事で成功する」
これが失敗したからこそ、心の叫びを聞くことが出来た。
子供のころから、ずっと思ってた。
弱い自分に言ってきた。
「強くなりたい」
もちろん一つでも多く勝って、少しでも大きな大会に出れるようになりたいと思っている。
でもそれは後付けでいい。
心から自分基準で動けると思った。
先週の自分よりも1mm強くなる。
ビジネス書には昨日の自分より良くなれと書いてある。
それは早すぎなんだよ。
そんなに急いだら、どこかで転んでしまう。
頑張った分、立ち上がれない。
ゆっくりでいい。
50歳になっても60歳になっても空手道は続くのだから。
週1回の空手道場がいつの間にか楽しみになっている。
テレビを見ていた。
空手の長嶋一茂の世界大会ドキュメンタリーだ。
40歳になってドキュメンタリーをよく見るようになった。
若い時は、お笑いやアニメばかりで時代劇を見る親父を見下した。
何がおもしろいかわからない。
忠臣蔵なんて年末12時間だぞ?
時代劇は置いておいて、そんな大人たちが見る1つであるドキュメンタリーをよく見るようになった。
人が真剣に生きている姿は色んな意味で勉強になった。
そんな中、今思えば転機。
長嶋一茂の空手は間違いなく転機だった。
休職中はとにかく暇だった。
悩む日々からは、あっという間に解放された。
仕事に行かなくていい。
そうなった途端、私は戻った。
1週間ぐらいで、ほぼ正常に戻った。
復帰してわかるのは、プレッシャーのかかる仕事をすると胸が締まる。
それを最小限に抑えるか、それがない部署に異動すればいい。
今は花形部署に残りたい気持ちがある。
やりがいと給料があるからだ。
でもそれは心からやりたいことではない。
お金が出るからやっている。
他人の尊敬を得られるからやっている。
自分主体ではないのだ。
仕事のプレッシャーはある。
いつかはダメになるような気もしている。
どこかであきらめたほうがいい気もしている。
ただ、「もうやれない」ってところまで行ってみたい。
次は逃げずに、やれるだけやって終わりたいのだ。
そんな考えの中で仕事、仕事、仕事の日々。
仕事を考えているようで転機が始まっていた・・・
子供のころ、野球をやった。
高校まで12年だ。
その後、草野球も真剣に取り組み県準優勝まで行った。
県内の強豪と試合して趣味を真剣に楽しんだ。
充実した。
でも、もう一つやりたいことがあった。
空手だ。
単純に強くなりたかった。
ケンカをすると弱かった。
いや弱いわけではない。
真ん中ぐらい。
単純に私より強い奴がいて、逆らえない。
カツアゲをされて、怖くてお金を払って逃げたこともある。
お金を払って、ありがとうってヤンキーからカロリーメイト半分をもらった。
カロリーメイト半分を受け取って「ありがとうございます」って言ってしまうダサさ。
帰っていいよで、逃げるように帰った。
・・・・・・・強くなりたい・・・・・・
これが私の心の叫びだった。
学校でケンカに負けた。
2発ほど顔面を殴られて戦意喪失。
ダサい負け方だ。
戦ってもいない。
弱すぎて父に空手をやりたいと言ったことがある。
野球やれってスルーされた。
今、43歳になってケンカをしたいわけではない。
一茂を見て、私も強くなって、大会に出たいと思った。
自分の体一つで勝ち上がる高揚感を得たいと思った。
空手の大会は40歳以上の部がある。
バリバリの現役の若手とやることはない。
もちろん40歳の空手家は、あの時のヤンキーとは比べ物にならないぐらい強いのだが。
それでも単純に「強くなりたい」と思った。
やろうと決めた。
強くなりたいに理由はない。
なぜ?って聞かれてもわからない。
ただただ弱いのが嫌なのだ。
一茂を見て、今やろうって決めた。
空手道場の扉を開けて「見学させてください」で今だ。
ローキックの蹴り方、前蹴りの蹴り方、効かせ方があるというのを知って楽しくて仕方がない。
スパーリングもサンドバックも楽しい。
「仕事で成功する」
これが失敗したからこそ、心の叫びを聞くことが出来た。
子供のころから、ずっと思ってた。
弱い自分に言ってきた。
「強くなりたい」
もちろん一つでも多く勝って、少しでも大きな大会に出れるようになりたいと思っている。
でもそれは後付けでいい。
心から自分基準で動けると思った。
先週の自分よりも1mm強くなる。
ビジネス書には昨日の自分より良くなれと書いてある。
それは早すぎなんだよ。
そんなに急いだら、どこかで転んでしまう。
頑張った分、立ち上がれない。
ゆっくりでいい。
50歳になっても60歳になっても空手道は続くのだから。
週1回の空手道場がいつの間にか楽しみになっている。