2012
Nov
24
12
来年からキャプテンになり不安です。
来年からチームのキャプテンになりそうな感じなのです。
私は不安に思っています。
みんなをうまくまとめて行けるか心配です。
理由は自分がチーム最年少であり、これまでキャプテンの経験は無いということもあります。
また技術もありません。
キャプテン指名の理由に捕手でほとんどの試合に出ており、声が一番出ている。
場の空気を明るく変えてくれるとのことでした。
どうか火の玉さん、助言を乞うことはできますか?真剣に心配です(泣)
うちのキャプテンも・・・
失敗をしています。
俺の言うことは従え的なことをしており、最後は全員が辞めることとなりました。
このときキャプテンは凄い人でした。
自分の誤りを認め、私の言う心の運営に耳を傾けたのです。
これだけ傲慢にやっていた人です。
プライドもあったでしょう。
しかし年が下の私に頭を下げて教えを受けたのです。
そのスタイルは今でも変わらずやっている姿を見て素晴らしい方だと思います。
そんな私も人間関係に困った経験があるからこそ、人に対してどう接しなきゃ
いけないのかがよくわかります。
私は小学5年生のときにクラス全員に無視されました。
6年生で緩和されましたが、中学生になり嫌われているのがわかり不良グループに入ります。
その不良グループでは1番弱くいじめられました。
土下座して謝ることもよくありました。
本当に角にぶつかっては、また次の角にぶつかりで痛い思いをしながらどうしたら人に好かれるのか?
人がついてくる人になれるのか?
慕われる人になれるのか?を中学2年からなんとなくつかみ、大人になって書物を読み、現場で実践してわかったのです。
そのひとつが心の運営なんです。
そしてこれからキャプテンをされる質問者様に間違えないメソッドを書いておきます。
今までの自分のまま・・・
立場を得てだいたいの人がやってしまう間違いがあります。
余分に指示や命令をしてしまうことです。
キャプテンだから言わなければというのが勘違いです。
今までのあなたが認められて選ばれたのです。
今までどおりでなければなりません。
キャプテンになったからと言っていきなり「声が出てねえぞ」なんて言うのは、相手からしたらこう思います。
あいつキャプテンになったからって調子に乗ってるよです。
行動はそのままです。
より謙虚に・・・
立場を得るとでかくなる人がいます。
ほとんどの人がこれです。
実は逆です。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあります。
実れば実るほど頭を下げるということを人に置き換えたことわざです。
どうしても指示や命令を立場上しなければいけないときがあります。
このときはちゃんと礼を持って協力してもらう姿勢が必要です。
ここは今のままではなく、より大人になっていくべきなんです。
態度を変えない・・・
私も22歳のときに運営に指名されています。
質問者様ように、ほとんどが先輩でした。
大事なのが後輩も先輩も同じ態度で接するということです。
相手が後輩になるとバカにした口調で話す方が多いです。
普通の人はOKです。
ただ立場ある人はダメなんです。
まわりはいつも、ついていくべき人格かを見ています。
年下に荷物を持たせたときも先輩にいうように「ありがとう」を言いましょう。
逆に注意点があります。
下の人間が「荷物、持ちます」ときたときは遠慮なく持ってもらいましょう。
荷物限らず「やります」と言ってくれたことには「ありがとう、頼むよ」とお願いしてください。
あなたが持つことで気を使わせてはいけません。
よく、「いいよ大丈夫」と言ってしまう人がいます。
どうでしょう?
あなたが荷物を持って後輩が手ぶらなわけです。
この後輩はまわりからどんな目で見られるかもうわかりますね?
気遣いが逆に気を使わせるパターンです。
尊敬の定義・・・
尊敬される人は怒りません。
誤解がないように詳しく説明します。
普通、誰でも怒るようなこと。
ちょっと違うとみんなが思っているとき。
例えば審判の判定が辛いとき、みんなが文句を言います。
相手の野次に腹が立つとき、みんなが文句を言います。
態度の悪い選手、トンボをかけない選手、道具を運ばない選手、大会しか来ない選手、返信が遅い選手・・・
まあいろいろイラつかせることが起こります。
そこで怒らない。
相手の気持ちを組み取ることを器がでかいと言います。
この人の言うことなら聞くしかないだろってなります。
この人に頼まれたら断れないとなります。
いちいち怒る人は結果的に器が小さいという評価を受けてしまうようです。
その主張がどれだけ正当性があっても、まわりはあんなに怒らなくてもなあ・・・
と影で言っている人をたくさん見ています。
怒ってしまえば簡単。
だけど怒らずに向き合うのは時間がかかり大変です。
簡単だからズバッと怒鳴るわけです。
目的は気に入らないことや人を倒すことではなく、味方を増やすことなんです。
尊敬の定義はみんなが普通我慢できないことを、大人の見方で怒らない人を見て、この人は凄いとなります。
もちろん日本シリーズの栗山監督のように選手のために、怒ってあげるというのはOKですので誤解されないようにしてください。
まとめると・・・
より謙虚に。
より誠実に。
誰にでも同じ態度で。
背中で引っ張るつもりで行くことです。
キャプテンだからと言ってまとめようとすると失敗します。
自分が素晴らしい人になれば、勝手にあなたを中心にチームはまとまります。
そこに年や実力は関係なく先輩でも自分が下手でもちゃんとついてきてくれます。
人がついてこないときは、自分をもっと磨くだけ。
その程度なんだと認識して練習をする。
心をみんなより少しだけ大人にする。
私は子供ときは見事に逆をやっていました。
かっこつけて、チャラチャラして弱いやつに威張り、強いやつに土下座です。
ちなみにここ、笑うところなので笑ってください。
私もこのように書かせてもらっていますが、まだまだ未熟で勉強しています。
私にわかることがあれば、その都度、書きますので質問してください。
ありがとうございました。