2013
Jan
04
6
球のキレを良くする方法
ものすごい方が来ました。
中1で遠投95mで球速が117キロの息子さんを持つ方から
球のきれがいまいちで・・・・
中1で遠投95mで球速が117キロの息子さんを持つ方から
球のきれがいまいちで・・・・
キレを良くしたいので、何かいい方法はありますか?ということです。
MAX120キロの私が答えていい質問なのでしょうか(笑)
少し考えましたが、私なりに答えさせて頂きます。
キレの定義・・・
私が思うキレの定義とは見逃し三振が取れること。
打者がボールだと判断し見逃すようなボールに見えること。
もうひとつが、2球目の力を抜くカウント球がファール、もしくは空振りで
カウントを増やすことが出来る。
これが出来る投手がキレのある投手と見ています。
結果これが出来れば、キレのいい投手と判断できます。
桑田さんが現役時代に、よくインコースの真っ直ぐでズバッと見逃し三振を取るシーンがあります。
球速は138キロ。
ホームランバッターが見逃すんです。
信じられないキレだったと思います。
キレを手に入れるには・・・
走ったり、手首のストレッチだったり、インナーマッスルだったり、
まあやりましょうとどこでも書いてあるわけです。
中学生でそれだけの実力を持った息子さんなら、やってきていると思います。
ちなみに私の場合ですが、キレは勝手に手に入ったが正しい表現になります。
中学生のときは100キロ。
高校生で110キロ。
アンダースローということで、この球速でもやれた?いや打たれた日も多かったので
やれていません。
「お前、球さえ速けりゃいい投手なのにな」とよく言われました。
高校2年の夏が最後で怪我で投手をやめました。
それから1年マウンドに立たずに会社に入り草野球。
投げろと言われて、遊びで投げたら120キロ。
うわっ速くなってる!
これで奪三振ショーだぜって正直、思いました。
だって相手は草野球。
下のレベルの打者だから相手じゃないって思うじゃないですか?
ネックだったスピードを手に入れて俺の時代が来たって思いました。
だけど打たれた・・・
結果、遅いころと変わらないぐらい打たれました。
速い分、ポンポン外野に運ばれました。
もっと速く、もっと速くって投げました。
全然レベルの下のおじさんにねばられて最後は打たれました。
「速いけど恐さはないよ」
忘年会でチームのおじさんに言われました。
この人にも紅白戦で打たれました。
なぜだろう?スピードを手に入れたのに奪三振も増えたのに打たれるのは、なぜ?
この時、キレが足りないと思いました。
だから、もっと速くとスピードを求めました。
答えはは違った・・・
あるとき、私はあきらめたのです。
やめた。
真っ向勝負で空振りは無理。
俺は試行錯誤してバッターをだまして、小細工で抑える投手。
昔からそうやってきた。
ちょっと草野球界で速い球を手に入れても、キレもないし威圧感もないわけだ。
だからやめた。
昔のようにちゃんとアウトローを丁寧についてスライダー、カーブで打ち損じをさせていこう。
そこから大躍進・・・
当時、私の会社は1回戦ボーイ。
そのチームが私のピッチングで準優勝。
やっぱり徹底してコントロール勝負するとまったく打たれないのです。
その後の試合も勝って勝って勝ちまくりました。
そのときMAX120キロのボールは1試合で10球~20球程度しか使っていません。
試合のほとんどは110キロのボールです。
そのピッチングにしてバッテリーを組むキャッチャーに言われた言葉があります。
「火の玉は横から見るより速い。キレがあるんだ。だから打たれない」
キャプテンにはこう言われました。
「火の玉のアウトコースは、打席に立つと絶対にボールなんだよ。なんであれがストライクに
なるかがわからない。だけど守備から見てると完全に入ってるんだよな」
つまり、私は何か練習とかではなく、投球法でキレを手に入れたことになります。
バッターが速いと感じたり、ボールだと判断して見逃すボールは
力いっぱい投げて手に入るものじゃないんじゃないかなって思うんです。
ただ投げるだけなら誰でも出来る・・・
肩が強く、速いボールが投げられるは入口です。
そこからそいつをバッターの見難いところにコントロールする。
球速を変えてもしっかりコントロールする。
そこから変化球をまぜる。
打つ気がないとき(タイミングをはかっているとき)は、こちらも遅く投げる。
MAXのタイミングを合わさせない。
速くしたり遅くしたり、曲げてみたりをする。
これが出来た上で、投げるストレートが初めてキレのいいストレートになるというのが、
私の経験からの見方です。
キレは最初から持っています・・・
キレのいいボール最初からガンガン投げ込んでいったとしましょう。
打者は慣れてきます。ファールになります。
そのうち前に飛びます。
この前に飛んでしまった瞬間にこのバッターにとっては普通のボールに変わります。
速いだけになってしまいます。
キレは自分で作り出すのが私の考えです。
最近は手を抜いたボールをツーシームにして変化をさせて打ち損じをさせます。
これがあるとストレートは実に簡単に見逃してくれることもわかりました。
これは自分に言いたい・・・
この間の7失点KOされた試合です。
いっぱいいっぱいで4シームしか投げていませんでした。
ちゃんといつものように冷静に投げれていればと思いました。
書いていて自分に言っているみたいです。
大事なのはコントロールとカウントを取る遅いボールです。
そこからキレキレボールは勝手にやってきます。
ありがとうございました。
MAX120キロの私が答えていい質問なのでしょうか(笑)
少し考えましたが、私なりに答えさせて頂きます。
キレの定義・・・
私が思うキレの定義とは見逃し三振が取れること。
打者がボールだと判断し見逃すようなボールに見えること。
もうひとつが、2球目の力を抜くカウント球がファール、もしくは空振りで
カウントを増やすことが出来る。
これが出来る投手がキレのある投手と見ています。
結果これが出来れば、キレのいい投手と判断できます。
桑田さんが現役時代に、よくインコースの真っ直ぐでズバッと見逃し三振を取るシーンがあります。
球速は138キロ。
ホームランバッターが見逃すんです。
信じられないキレだったと思います。
キレを手に入れるには・・・
走ったり、手首のストレッチだったり、インナーマッスルだったり、
まあやりましょうとどこでも書いてあるわけです。
中学生でそれだけの実力を持った息子さんなら、やってきていると思います。
ちなみに私の場合ですが、キレは勝手に手に入ったが正しい表現になります。
中学生のときは100キロ。
高校生で110キロ。
アンダースローということで、この球速でもやれた?いや打たれた日も多かったので
やれていません。
「お前、球さえ速けりゃいい投手なのにな」とよく言われました。
高校2年の夏が最後で怪我で投手をやめました。
それから1年マウンドに立たずに会社に入り草野球。
投げろと言われて、遊びで投げたら120キロ。
うわっ速くなってる!
これで奪三振ショーだぜって正直、思いました。
だって相手は草野球。
下のレベルの打者だから相手じゃないって思うじゃないですか?
ネックだったスピードを手に入れて俺の時代が来たって思いました。
だけど打たれた・・・
結果、遅いころと変わらないぐらい打たれました。
速い分、ポンポン外野に運ばれました。
もっと速く、もっと速くって投げました。
全然レベルの下のおじさんにねばられて最後は打たれました。
「速いけど恐さはないよ」
忘年会でチームのおじさんに言われました。
この人にも紅白戦で打たれました。
なぜだろう?スピードを手に入れたのに奪三振も増えたのに打たれるのは、なぜ?
この時、キレが足りないと思いました。
だから、もっと速くとスピードを求めました。
答えはは違った・・・
あるとき、私はあきらめたのです。
やめた。
真っ向勝負で空振りは無理。
俺は試行錯誤してバッターをだまして、小細工で抑える投手。
昔からそうやってきた。
ちょっと草野球界で速い球を手に入れても、キレもないし威圧感もないわけだ。
だからやめた。
昔のようにちゃんとアウトローを丁寧についてスライダー、カーブで打ち損じをさせていこう。
そこから大躍進・・・
当時、私の会社は1回戦ボーイ。
そのチームが私のピッチングで準優勝。
やっぱり徹底してコントロール勝負するとまったく打たれないのです。
その後の試合も勝って勝って勝ちまくりました。
そのときMAX120キロのボールは1試合で10球~20球程度しか使っていません。
試合のほとんどは110キロのボールです。
そのピッチングにしてバッテリーを組むキャッチャーに言われた言葉があります。
「火の玉は横から見るより速い。キレがあるんだ。だから打たれない」
キャプテンにはこう言われました。
「火の玉のアウトコースは、打席に立つと絶対にボールなんだよ。なんであれがストライクに
なるかがわからない。だけど守備から見てると完全に入ってるんだよな」
つまり、私は何か練習とかではなく、投球法でキレを手に入れたことになります。
バッターが速いと感じたり、ボールだと判断して見逃すボールは
力いっぱい投げて手に入るものじゃないんじゃないかなって思うんです。
ただ投げるだけなら誰でも出来る・・・
肩が強く、速いボールが投げられるは入口です。
そこからそいつをバッターの見難いところにコントロールする。
球速を変えてもしっかりコントロールする。
そこから変化球をまぜる。
打つ気がないとき(タイミングをはかっているとき)は、こちらも遅く投げる。
MAXのタイミングを合わさせない。
速くしたり遅くしたり、曲げてみたりをする。
これが出来た上で、投げるストレートが初めてキレのいいストレートになるというのが、
私の経験からの見方です。
キレは最初から持っています・・・
キレのいいボール最初からガンガン投げ込んでいったとしましょう。
打者は慣れてきます。ファールになります。
そのうち前に飛びます。
この前に飛んでしまった瞬間にこのバッターにとっては普通のボールに変わります。
速いだけになってしまいます。
キレは自分で作り出すのが私の考えです。
最近は手を抜いたボールをツーシームにして変化をさせて打ち損じをさせます。
これがあるとストレートは実に簡単に見逃してくれることもわかりました。
これは自分に言いたい・・・
この間の7失点KOされた試合です。
いっぱいいっぱいで4シームしか投げていませんでした。
ちゃんといつものように冷静に投げれていればと思いました。
書いていて自分に言っているみたいです。
大事なのはコントロールとカウントを取る遅いボールです。
そこからキレキレボールは勝手にやってきます。
ありがとうございました。