飛距離と体重

2013/03/20 (Wed)
> 今回は体重なのですが、やはり体重を増やし、ある程度肉付きがなければ飛距離は増えないものなのでしょうか?
> 最近は多めに食べておりますが、体重マイナス105が限度です。
> 180あったら75キロと言う感じなのですが、もちろん筋肉との兼ね合いもありますが、
ただ飛距離を伸ばすだけならどの程度体重があるのがベストなのかってのはございますでしょうか?・・・・
私はたくさんの草野球プレーヤーを見てきました。
その経験でわかったことをお話しします。
スイングが出来ていて体重はあればあるだけボールは飛びます。
ここで言う大切なポイントですが、スイングが出来ていることが絶対条件です。
誰がどう見ても初心者スイングになっていない状態であることです。
腕ではなく足から腰、腕と連動されているスイング。
これが前提で、体重はあればあるだけ飛びます。
簡単に例えるなら少年野球チームの1番、3番、4番ぐらいのフォームになっていればOKです。
ここで言えるのが筋肉はまったくいりません。
フォームが出来ていれば飛びます。
ベスト体重というのが、むずかしい。
たいした筋トレをぜずに、ぶち込む人は100キロ越えです。
ただじゃあ食べましょうと食べまくり体重を増やしたときに足が遅くなる。
守備範囲が狭くなる。怪我が多くなるというデメリットが多いのです。
これ、実は私のことです。
失敗でした。
体重を上げて名門の体にしようと食べました。
仕事しながらで満足いくトレーニングもせずに体重だけ増えました。
結果、上のような結果になり、今はダイエットしています。
74キロまで上げました。
確かに当たればスタンドインしましたが、それ以上に失う物の方が多いのです。
完全に盗んだ3盗が刺された。
セフティバントが出来なくなった。
すぐ足がつる。
ばてるのが早く、ストライクが入らない。
野手では、悪送球も増えました。
相手のセフティバントはセーフにされたことがなかったのですが、セーフにされました。
出だし、取るまでのスピードがあきらかに落ちたということです。
たったの7キロ太ったことで得たのは、たまに出るスタンドインで練習のときだけ。(笑)
無くした物はたくさん。
結論は私たち草プレーヤーは仕事があり、高校生のように1日3時間トレーニングが出来ません。
毎日も無理でしょう。
残業があればアウトです。
ということは身長マイナス100のアスリート体重では、あきらかな太りすぎで
パフォーマンスは落ちます。
身長マイナス105~110でOK。
そこから地道に年数をかけて素振りを繰り返すことで、スタンドインは十分に出来ます。
より長く草野球を楽しむためには、ホームランは減りますがこの辺の体重をお勧めしています。
私のチームにオルティスがいました。
5年前に4番を打ち体重120キロで年間3割5本を打った強打者でした。
ただ、ヘルニアをおこしここ4年復帰のめどが立ちません。
とても残念です。
3番の100キロの人は今も抜群の打撃センスでやっています。
ただ、1時期不振に陥り引退直前で私にチームを任されてもう1度、この人に声を
かけて復活してくれました。
100キロでスイングが完璧なので、ホームラン率が恐ろしく高いのです。
質問にお答えするならば、身長関係なく100キロあれば、筋トレなしでぶっ飛びます。
この人たちは普段、何もしていないと言っていました。
「何もする気にならねえよ。トレーニングって俺は動けない」
ある程度は筋肉もあるとは思いますが、下半身を生かしたスイングで体重が
乗るのだと私は思います。
それに太った人には腕相撲しても勝てません。
何もしなくてもその体重で最低限のパワーがつくのかもしれません。
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