選手に対して・・・

2013/04/07 (Sun)
どうでしょう?中々、思い通りいかないというのが現実ではないでしょうか?
自分は正しい指導をしたはずなのに、思いもよらぬことで反対される。
例えば・・・・・ このやり方の方が打てるのではないだろうか?
それでやらせて打てた。
ああこの人も、これでまたレベルアップしてくれる。
よかったなと思いました。
次の日、「昨日の打ち方、山下さんに聞いてみたんですが、お前には早いからやめた方が
いいと言われました。」
いやとりあえず出来たんだからいいじゃない?
「いや山下さんだけじゃなくて田中さんもそれは出来ればやらないほうがいいって言ってました」
良かれと思ってアドバイスしてあげたのに、逆に自分の理論を否定されるなんてことは
よくあります。
「いやみんながそう言ってますんで、火の玉さんは違っています。」
こういうことがどうして起こるのか?・・・
人間心理がそうさせます。
人は誰かにコントールされることを嫌います。
言う通りに動きたくないのです。
例えば子供に勉強をしろっていうとしてくれません。
部下にこの資料、作成しておけと言えば、他の仕事は終わらせてもその資料だけはやっていない。
コントロールされて、イラっときてあなたを困らせてすっきりしたいがための行動です。
奥さんに洗濯ぐらいしろよって文句を言えば、10倍返しを喰らいます。
姑もそうです。嫁をいいようにコントロールしようとするために不仲になっていきます。
嫁というのはこうだ。
子育てとはこうするものだと言うから嫁が爆発するのです。
もう一つあります。
人は受けた傷は忘れません。
誰しもがやってしまうことですが、みんなのいる前で、その人の間違いを指摘して怒ることです。
「お前、そんな打ち方じゃ絶対、打てないよ」
いい笑い者にしたり、けなしたりしてしてしまいます。
1番、いい例が学校の先生。
学校の先生はみんなの前で怒ります。
学生時代、先生にこんな怒られ方をしましたというので覚えていることがあれば、あげてみてください。
私はノートをまともに取っていなくて授業を受けていたときに、先生が通りノートを見ました。
「なに、これ、ひどい」
私のノートを取り上げて教室の生徒全員に端から見せて回ったのです。
「ほら、見て全然、書けてないわ」
私はクラス全員の笑い者になった。
くやしくて下敷きを叩き割り、泣いたのを覚えています。
この出来事ですが何年前でしょうか?
25年前です。
私は25年前に傷つけられたことを忘れていません。
これは私がネチネチ男だからでしょうか?
違います。実は皆さん、あるはずです。
人は受けた傷は忘れません。
その人数が多ければ多いほど、侮辱された経験は覚えています。
だからこそ次の手は仕返しになってしまうのです。
いつも正論を叩きつけられて間違いを指摘された人は、仕返しの時を待っています。
もうあなたがアドバイスしているつもりでも、違っているところがあれば
やり返してやろうとしか思っていません。
向こうから質問してきてます・・・
相手から聞いてきていて、その答えを言ったのに後で違ってますと返されることもあります。
火の玉さん、おかしいでしょう?聞いてきたのにそれはないでしょう?
納得いかないかもしれません。
でも私はその人に言います。
「今まで、厳しく接してきた結果が今回の仕返しになったんだよ」
その人を育てたい。
その人に早く上手くなってもらい、バカにされないようにしてやりたい。
そんな思いからきています。
これも立派なコントロールです。
良かれと思ってやっていても、人はコントロールされることを嫌うわけですから
あなたのこうなって欲しいという思いには答えてくれません。
質問にも答えはある・・・
誰しもがアドバイスを求めてきます。
それは自分の中で答えが決まっている場合が多いのです。
本人は本当にわからなくて困っています。
ですが答えは私からではなくて、ほとんどその人自身が持っています。
私は、その本人が持つ答えを言い当てる作業をします。
このブログでもご質問を受けて回答させてもらう場合、そこに最新の注意を払っています。
その方の心の声。
その方が本当にしたいことを考えて考えてお答えしています。
たまに書いていて熱くなり自論を述べてしまうことがあり、違うとご指摘されることも
ありますが、それはやっぱり不正解なんです。
人の心はそれぞれです。
じゃあ答えなんかないじゃないか?
そうです。正解はありません。
生き方、あり方、ふるまい、行動は人それぞれ違います。
極端ですが、言ったら答えは64億通りです。
火の玉は何を答えとしているか?・・・
いつも64億分の1の答えを出していきます。
1の答えをどうしているかを決めました。
目の前の一人が出す答えをその時々の正解としています。
出した答えに対して僕はこう思うとか言わない。
宇宙法則や人間心理の話をしますが、それを聞いてどうするかはその方にゆだねます。
無理だと言えば、無理です。
違うと言えば違います。
それはそれでいいのです。
だって私から見てわかってないと思っても、その人がわかっていると言えばわかっているです。
そこをわかってないからわからせてやろうなんてするから、仕返しされるのです。
でもわかってくれないと・・・・
困ります。
チームだって強くならない。
やることやってもらわないと組織が成り立たない。
指示、コントロールをしないのは無法地帯になりませんか?
放っておけば荒れ地になります。
言ってもやらない。むしろ逆らってくる。
そんな人には言わない。どうなってもいいとあきらめる。
その中で、出来たときに褒める。
さらにみんなの前で褒める。
あなたは、すばらしいことをしていると言ってあげる。
そうするとまた、その人なりに考えて答えを出し、いいパフォーマンスを見せてくれるようになります。
これの注意点ですが、あなたが思ってもいないことを無理やり言ってはいけません。
ちゃんとその人がやった事実を認めてください。
事実を見て、エクセレント!!です。
そのうち、言わなくてもやる人が一人、二人と出てきます。
二人いれば十分。あとは、まあいいかと思えば3人目が出てくるかもしれません。
全員コントロール不能で解散してしまうよりは、マシではないでしょうか?
言ってもらえることは幸せ≪ | HOME | ≫流れに任せればいいのです
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Posted at 22:54:42 2013/04/08 by
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