2014
Mar
27
5
話の上手い人、下手な人のちがい。
私は大人数の前で上手く話せません。
どもったり、なかなか一言目が出なくて失敗します。
自信を持ってふつうに話せればと思うのですが何か良い方法はありますか?
まだ早いまだ早い、とにかくゆっくり落ち着いて話そうってぐらいしか思い浮かばずで、選手兼監督の私にもっと自信を持ってやりたいようにやればいいとみんなは言ってくれます・・・・・・
どもったり、なかなか一言目が出なくて失敗します。
自信を持ってふつうに話せればと思うのですが何か良い方法はありますか?
まだ早いまだ早い、とにかくゆっくり落ち着いて話そうってぐらいしか思い浮かばずで、選手兼監督の私にもっと自信を持ってやりたいようにやればいいとみんなは言ってくれます・・・・・・
今回は話し方ですか?
おもしろいです。
質問者様は、このあいだ念願のホームランを打ったんですよね?
私の言うとおり、素振りをたくさんして試合前に準備して成功した。
なぜ話すことは練習しないのでしょう?
なぜシナリオを作らないんですか?
なぜ準備をまったくしないで本番を向かえてしまうのでしょうか?
話し方の落とし穴・・・
1、台本がなく、みんなアドリブだと思ってる。
2、上手い人は緊張をしていないと思っている。
3、自分はダメと思っているし、実際そうでそう見られていると思っている。
この3つの落とし穴に下手な人は落ちまくってます。
上手い人は入念にリハーサルしてます。
「どうもこんにちは中谷彰宏です」から始まって、あとは中谷さんが潜在意識で勝手にベラベラやってると思っていませんか?
全然ちがう。
会場前のタクシーでイメージで1回通しでやる。
講演をやる。
終わったらもう1回通しでやって、あそこはこう行けたなとか反省をしながら1回。
90分の講演なら、これだけで4時間30分の自分時間を使っています。
2分ぐらいの監督挨拶ぐらいなら10回ぐらいリハをやってもいい。
緊張をしている。それを言わないだけ・・・
芸人さんが噛むという現象も緊張感からきています。
だけどどうでしょう?
見えないですよね?
私もたくさんの人の前で話しました。
噛んだり、どもったりなんて当たり前。
プロじゃないんだから。
何が伝わるかって伝えたい情熱なんです。
芸人さんで言えば笑わせたい情熱。
練習に練習を重ねた成果をしっかり出す。
これスピーチも一緒。
準備不足だから、負けてしまう。
いいですか、あなたと同じぐらいみんな緊張しています。
人前で話すむずかしさは皆、知っている。
だから「私は話すのが苦手で」とか「緊張してます」とかそういう言い訳をいう必要がない。
そういう無駄口を話す時間を、聞いている人から奪ってはいけません。
早く本題を話しましょう。
自分の緊張が聞いている人にばれていると思っている・・・
これがおもしろい結果が出ています。
誰もわからない。
私も緊張します。
だけどプレゼン本で学びました。
「緊張してる」って言うと人は緊張するらしい。
だから言わないことにしました。
足がふるえているのに、誰も私の足に気がつかない。
声がふるえてビブラート、ハンパないときも、あれって思う人はいなくスライドに釘づけだった。
時間より早く終わってしまった。
早口だったんです。
緊張しまくって。
上司から出た言葉。
「今日は、やけに早口だったな。お前が時間配分を間違えるなんてめずらしい」
すいません、今度は時計見ますで終わり。
部下と話しているとき「緊張するよな、30分前の心臓が飛び出そうなあの感じは、なんとかならないのかね?」
「え?火の玉さんって緊張してたんですか?全然、そういうの平気な人だと思ってました」
結局、わからないんです。
冒頭の無駄口、カミングアウトでばれるんです。
「ええっと私、人前で話すのが苦手でして・・・」
「今日はとても緊張しております・・・・」
汗を拭いてみたり、やべえやべえってそわそわ動いてカミングアウト。
みんなやべえやべえってそわそわ動いています。
カミングアウトをしないだけで、あの人はプレッシャーにつえ~、神だとなります。
自分で言って、あの人ダメなんだとなるので自分から絶対に言い訳を口にしない。
単純に失敗したでいいんです。
完全なる自爆。
今日からやめましょう。
スピーチ、あいさつの基本・・・
1分です。
長くて1分30秒。
きれいに決まる神様時間です。
時計見ながら話せばいい。
1分でまとめる。
何回も練習して1分。
台本は作っちゃダメですよ。
丸暗記という自爆テロをしてしまいます。
緊張してるから絶対飛びます。
感覚で話すんです。
だいたい、こんな話をする。
でも試合の状況とか話したいです。
新しく入れたいことがあったら時計を見ながらそれを入れた通しをやればいい。
1分です。
5回やっても5分。すぐに入るでしょう。
やらないのはネクストで素振りをしないのと一緒。
話し手は当たり前にやっていることです。
その他大勢の下手な人は、やっていないだけ。
何でもそうですが上手い人は、こうやって計算に計算をして成功させている。
下手な人は、何もしないで「はい本番」
あと打撃でも書きましたが、上手い人のモノマネをしてください。
大丈夫、そのモノマネ似てませんから誰もパクってると思わない。
昔、笑う犬の冒険で内村さんがやったミル姉さん。
内村さんのオリジナルキャラとして有名になりましたが、実は桃井かおりさんをそのままやっただけ。
内村さんから見た、桃井さんがあれだった。
これは内村さん自身が自分で言うまでだれもわからなかった。
そんなものなので、いいものはいい。
たくさんもらっちゃいましょう。
あなたの似てないモノマネは立派なオリジナルとなります。
話し方モノマネならTUTAYAのビジカレレンタルで見れます。
中谷彰宏さん、山崎拓巳さん、箱田忠昭さんこの3人は見事です。
暇があればTUTAYAへ行ってみてください。
ありがとうございました。