なぜそれを持つのか?

2014/04/27 (Sun)
「嫌われる勇気」岸見一郎(著) 古賀史健(著) ダイヤモンド社 が最近話題となっております。その中で紹介されているアドラー心理学を学び、これも火の玉使用に変換したいと思います。
楽しかったと同時にがっくしした話です。
私は座り込んで「おれ、やっちまったなー」って苦笑いをしてしまったアドラー心理学。
やっちまったという思いから、誠実に夢に向き合い達成させようって勇気をもらいました。
私の話はいいって?
興味ない・・・はい知ってます。
では行きます。
例えばうつ病の人で治らない人ってなんでだと思います?・・・・・
いろんな例があると思いますが、私の会社の人のうつ病の例でいきますね。
この人は仕事が大嫌いな人で、毎日だり~やってらんね~を繰り返す。
遅刻、突発休みもやる。
もちろん毎日、怒られた。
それで最後はうつ病。
さてアドラーの場合は目的を果たすためにそれがあるという考え方です。
ふつうは原因があって法則、結果。
アドラーは目的があって法則、結果という観点がおもしろいんです。
アドラーの視点で行けば、仕事をやりたくない。さぼりたい。遅刻も突発休みも許されたい。
この目的を達成するために選んだ手段がうつ病。
うつ病ならばしょうがないとなる。
もちろん本人はわかっていませんし、苦しみから解放されたいと言う。
だけどもしもうつ病が治ったら、またちゃんと仕事をしなければならなく、失敗すれば怒られる。
目的が達成されないからこの人は治らないという道を選んでいるのです。
次は赤面恐怖症・・・
人前で話すことを苦手とする人の言い訳として使うのがこれ。
これも本人は苦しんでいる。
ただひとつの目的を達成するためだけに赤面恐怖症というものを握った。
あらゆるところで苦しむのに、人前でしゃべりたくないという目的のためにそれを持っている。
しゃべれる自信がないから、これならば正当性がつくからです。
寝たきりのご婦人・・・
こんな小話があります。
寝たきりのご婦人。お手伝いさんに全部やってもらっていた。
ご婦人は動けないから仕方ない。
だけどある日、お手伝いさんが不慮の事故で亡くなった。
ご婦人は3日ほどお手伝いさんを呼んだが来ない。
ご婦人は4日目から立ち上がり普通に生活を送った。
入学したて小学生の子供もそうです。
母親と離れたくなくて泣きわめきます。
心配する母親。
子供の目的は、母親にかまってもらいたい。
ここで母親がついてきたり、心配したりすることで目的が達成されます。
だから「学校に行きたくない」とだだをこねる。
それが無関心をよそおったらどうなるでしょう?
あれ?泣いてもきてくれない。
この方法じゃダメみたいだ。
他の方法で気を引こうとなります。
これでふつうに学校に行くのです。
ご婦人と同じ原理です。
その人間はその目的のために、あえてそのハンデを背負ったり受け持ったりする。
どうせ俺なんてというのもかっこ悪い。
あきらめるのもダサい。
なにか仕方ない理由があれば、おれのプライドは保たれて世間様に恥ずかしくない生活ができる。
火の玉の病気もそうでした・・・
去年から顔面麻痺的な病気と診断された私です。
原因もあまりわかっていません。
ああ、そういうことか・・・
本を出して講演会して悟りの世界や引き寄せ、法則を語りたい。
私だけが見たこの世界は、いろんな人が知ってもいい。
実際、鳥肌が立ってふるえている人も少人数だがいる。
だからこれはすごいんだと思う裏側の深層意識の中で変わりたくない自分もいる。
今は今で安定しているからだ。
何よりそんな夢が、たぶん自分の力では無理だと思ってる。
だから、病気を引き起こし、仕方ないとした。
これじゃあ出来ないよって(笑)
「あちゃ~やっちまったな」
私は本屋さんの椅子に座りこんで頭をかかえました。
自分でこの病気になりたくてなっているのはわかってました。
その理由をアドラーは教えてくれた。
だいたいのことは、出来ない自分を正当化したいがために、自分からそういう設定にしているんです。
ダメな自分でしかたない、もっと愛されたい・・・
老人の認知症もそんなものかもしれません。
私の父もそうでした。
実家で一人暮らし。
寂しい日々。
たまには息子に来てほしい。
そんな目的から、なりたくもない認知症を引き受けたんです。
プライドの高い人だった。
でも無様になったとしても、愛が欲しかった。
人が最後に求めるものは愛なんです。
私たちはそんなにつらい道を選ばずとも愛のある人生を送ろうよ。
「お前らの世話にはなりたくない」と老人ホームを探しお世話になろうとしていた。
いよいよ入る老人ホームが決まって1週間後、急病になりこの世を去った。
老人ホームが決まれば目的は叶わない。
そういうことだったのかと思います。
まわりの人も愛に飢えているから、愛をあげましょう。
戦うのではなく、許せばいい。
私の病気もこれから回復へと向かうでしょう。
ありがとう、アドラー。
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Posted at 23:17:24 2014/04/27 by
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