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あなたがやれることは、とっくに終わってます。

kage

2014/05/05 (Mon)

> 中学生の息子がいます。ファーストです。
> ボールまわしで投手へ返す時の球が山なりで、球が利き腕側の上に抜けているようです。
> 本人にはピッチャーの近くでセカンドからボールもらって下からトスして渡せばいいんじゃないのかと言っていますが、本人は巧い連中のように伸びのある球をピッチャーの胸に投げたいと言っています。

何か助言をもらえたらと思います。


親御さんからしてみたら、取りづらい球を投げてリズムを崩すんじゃないか?と不安なところもあると思います。

ただこれも自分の思い込みです。
子供ほど自分の思い通りしたい人間はいません。
ですが、人は変えられない法則は自分の子供でも例外はありません・・・・


あきらめてください。
相手がこうしますと提示した場合は、何があってもそれを覆すことは不可能です。

やろうとすれば、あなたが苦しみます。

もうご自分の思いは伝えましたね。
投手に寄って行ってトスをしろと告げましたね?
すでにあなたの仕事は終わってます。

それをやるかやらないかは、相手が決めるのです。


馬を水辺に連れて行って、馬が水を飲むかは馬次第なんです。







すべて思い込み・・・




その送球で取りづらいと感じたのはあなたであって、投手ではありません。
あなたが投手なら「取りづらいからふわっと投げてくれ」と頼めばいい。

投手の子はそんな風に思ってないのが事実です。


あなたがアドバイスしてそれを聞かないのは放っておいていい。
その責任は子供さんが取ります。




私も思い込みですが、今日は娘に注意をしました。

バスケットをしています。
試合中、思いっきり転び膝を痛めた。
びっこを引きながら試合に出ていた。

試合後、もう1試合あったので、すぐに呼び出してこう言った。
「試合に出るならびっこを引くな。真剣にプレーしている奴に失礼だ。全力を出せないなら下がれ」


熱く真剣にやってます。
試合に出たい人は、たくさんいる。

足が痛いから許してなんて言い訳はいらない。
痛いならコートから去れ。
ここは真剣に勝ちたい奴だけが立っていいところ。

娘のチームは地区優勝チームで夜8時まで練習をしています。
毎年県大会に顔を出している名門です。
中途半端な気持ちの奴がコートにいちゃいけないと思ってます。


これも思い込みですが、思いは伝えていい。
伝えるまでは私の仕事だから。

あとは娘に任せる。
娘はびっこを引くのをやめて、しっかりプレーしました。





オリンピックで星野監督も足を引きずりながらプレーする川崎宗則選手を「ベンチに下がれー」って一喝したことがあります。
とても印象的なシーンでした。



私も同じ考えで、出来なくてもいいよねっていう言い訳になっちゃうわけです。
だからそういう選手をフィールドに置いておけないに1票なんです。








子供も一人の人として尊敬して扱う・・・




火の玉流なんですが、子供だからとか、年下だからとか社長だからって、誰にでも態度を変えずに尊敬と本気でぶつかるときはぶつかるんです。

だから子供に対してこれ見よがしに、チームメイトの前で注意することはしません。
はじの方で、自分の思いを真剣に伝えるんです。
子供のプライドを傷つけないように、配慮して意見します。

これは試合中ですが普段も一緒です。


自分が出来ないことは言わない。


腹が出ているのに走れとか言わない。
健康に気をつけろと言いながら煙草を吸わない。
礼儀と言いながら足を組んで浅く座って試合を見ない。



手を抜いてないから、手を抜くなとと言える。
言い訳をしないから、言い訳をするなと言える。
本気だから本気でやれと言えるんです。


やれてないことは言っちゃダメなんです。
背中で語って言葉は付録みたいなものです。


あぁお父さんから見たら、びっこを引いてプレーするのは頑張ってるのではなくて、言い訳して手抜きしてるなんだなって伝わればいい。




子供は親に認められたいんです。
親が「その返球じゃだめだ」一言、伝えればそれでOKなんです。
あとは真剣に子供のプレーを見てあげて伝わることだけ言ってあげていれば、子供は自分で考えて上手くなります。

伝わることとは、自分が実践できていることです。
自分が出来ることです。


それをせずに子供にイチローになれという親が多いです。
イチローさんにはなれません。
あなたがなれていないから。

子供は自分で道を作ってイチローさんになるかもしれない。


返球の件はとっくに終わっています。
あとはお子さんの課題です。

ありがとうございました。
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kage


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