いってらっしゃい!失敗の旅へ(笑)。笑顔で見送ろう!

2014/05/21 (Wed)
このままじゃ、うちの子供は間違った方向へ進んじゃう。監督が教えるバッティングフォームが納得いきません。
だけど子供に監督の悪口は言いたくない。
私の思いは、その悪いフォームをやめさせて、もっといいフォームで打ってもらいたい。
伝えたいけど伝えられない。
モヤモヤしてます。
こんなときの心の置き方を・・・・・
教えてください。
それは子供の問題・・・
あなたの問題ではありません。
自分の子供と言えど、人の人生に入り込むことは出来ないのです。
親として自分のことように悩んでしまいがちです。
でもそれは自分の問題ではなく、子供が立ち向かう問題。
監督が間違ったフォームを教えている。
そのフォームを子供がやっているのならば、それは子供がそれをヨシとして選択したまで。
だったらそれを見守るだけ。
間違った方向へ行く人への対処法・・・
すごく簡単。
いってらっしゃいと手を振って見送る。
帰ってきたらおかえりって出迎える。
なぜか?
おかしいですよね?
間違った方向だったら止めて、いい方向へ導いてあげればいいのに。
特に自分の子供ならそうしたいです。
劇作家ニール・サイモンはこんな言葉を残しています。
「そういうやり方はよくない」という人たちの言葉に耳を傾けてはいけない。
確かにその通りかもしれないが、結局はそういうやり方をすることになる。
人は経験し納得しないと前へ進めないみたいです。
だからそれ違うよと言われても、そこへ行って経験して違うと納得して帰って来てもらったほうが、より正解へ近づけるのです。
今回、子供さんが監督に言われたフォームをそのままやっているなら、それは子供さんの選択の結果です。
それを選んだのはあなたじゃない。
だから見ておけばいい。
そして帰ってきて、あなたにアドバイスを求めたときだけ、おかえりと同時に「顔が動いちゃってるよ、それをやったら打てなくなるだろ」って教えればいい。
もしも子供がまだ、旅の途中で「なんで、打てないんだ?そうだ軸足を・・・」ってなったときは違うんだよって教えちゃダメ。
ちゃんと帰って来て、「だって監督がそうやれって言うんだもん」って吐き出しようものなら・・・
「優秀な人間は人や環境のせいにしない」と教えてやればいい。
もしも監督がいうフォームと違うことをやりたいなら、しれ~っとやりなさい。
これは帰って来てからさらっと言うのです。
それでも納得が行かないのでしたら、言っちゃえばいい。
「そのフォーム、やめとけ!ちげーーから」って。
そしてあなた自身が、それを言って、無駄だったと納得して帰ってくればいい。
そんなあなたに火の玉はやっぱり愛のある「いってらっしゃい」を言いますよ(笑)
今回の指導はあながち悪い物でもない・・・
質問者様が言われる監督のフォーム。
ダウンスイングで前に出て、しかも前さばき。
膝が折れて顔が動いちゃっているよって話です。
これ意外といいんです。
なにがいいかって?
私の経験ですがアッパーで打てと言いながら、アッパーではない。
限りないレベルスイングなんです。
でも私たちは青木選手のように、狙ってレベルスイングできません。
だから普段の練習ダウンスイングするんです。
そして試合でアッパーにするとちょうどいい角度が保たれます。
アッパーにするとだんだんアッパー角度になり、ゴロになる。
どんなに打てていても、だんだんズレるのが打撃です。
だから練習でズレを修正するのです。
普段アッパーの人はダウンスイングをしておけば、必要以上にアッパーになってゴロにならなくて済む。
バットは下から出ちゃダメ。
でも火の玉はアッパーでという。
それは自分の感覚はアッパーだけど、まわりから見たら限りなくレベルスイングでぶつからないといけないからです。
これは私の経験ですが、子供さんは子供さんで、これからいろいろなスイングを経験されて帰ってきます。
親としては他人事。
あなたがどうにかする問題ではないのです。
納得、経験・・・
オペラ歌手、ビバリー・シルスはこう言っています。
「どこかへ行こうとするとき、通ってよかったと思える価値のある近道はない」
一見、ちがう方向でも、その人にとっては必要な経験なのです。
それは私たち大人から見たら、じれったくてもっとこうすればって思うけど子供にとっては大事な失敗。
打てなかったダメなフォームを下地にして今が出来上がります。
腐りきった時代があって輝かしい今がある。
無駄に過ごした日々があるから、大事にしたい今日に気がつける。
だいたい今、輝いている人は、過去にとんでもない闇を背負っていたりする。
そんなものです。
人生のアップダウンなんだと思えばいい。
答えを知っているからって子供にアドバイスしても無駄です。
ハワイに行ってない人に、あなたがいくらハワイの良さを伝えて「行く必要がない。俺がすべて話した」と言っても、その人はハワイに行ってこないとわからないことを知っている。
だから、人は人の言うことを聞かない(笑)法則です。
人が意見を聞くときはひとつ。
納得して帰って来てからです。
まずはいってらしゃいと見送ること。
よく言われます。
「どうして知っているのに言ってくれないんですか?」
「あっごめん、君を説得するのがめんどくさかった(笑)」
「今度から言ってください!」
「やだ、どうせ言うこと聞かないから。・・・っていうか僕はそんな無駄な時間を過ごす暇はない。とりあえず行ってこい。その方が早い」
「えええ(涙)」
ありがとうございました。
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Posted at 19:08:23 2014/05/21 by
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