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真似していいよと言われてるのに、真似ができない技術を・・・

kage

2014/06/18 (Wed)

聞かれたならば、自分の持っているものをすべて与えていい。

聞いた相手がそのすべてを盗めるかはわからない。

                            火の玉ボール


どこかで言われてるかも知れませんが、私からのメッセージです。
自分が苦労して得たスキルを簡単にあげたくない。
やっとここまできたのに真似されては困る。

そんな風に思うのは当然です・・・・・・・

だけどそれは惜しみなく出して大丈夫。

あなたが本当にすごい人なら、そんな凄い技、ちょっとやそっとじゃ出来ないことがすぐわかるから。


よくあるマジシャンの種明かし。
見ても出来ないとわかる。

だって彼らは、好きなだけトランプをきっても、今、狙いのカードが上から何枚目にあるか把握してる。

しかも開かせて2,3枚見ることができれば、ダイヤのエースが5枚目、キングが12枚目とカードの順番までわかると言う。
もうこんな領域でマジックされたら、まずいくらカードをきられても場所を把握できる能力はないと出来ないものだから、もうすでに私たちには出来ない。







パワーポイントの技術・・・







私がプレゼンで大会に出始めたころ、50歳のベテランがパワーポイントを教えてくれた。
パワーポイントとはパソコンのソフトで、ビジネスマンが話をするときに、参考資料として前の画面にわかりやすく資料などをうつす技術です。

無知なので、すべてが新鮮でたまらなかった。
だけどそれはすぐに絶望へと変わる。


「好きなのを使えよ」


コピーしてその人が作ったものなら使える。
だけど少し違ったものを自分で作ろうとばらしてみると、もう細かすぎて「お前はアニメクリエイターにでも、なった方がいいんじゃないか」って言う作り方だった。


これはできない・・・


惜しみなく出してもらっているのに、それはできない。


ほんとうにすごい人、それで飯が食べられる技術っていうのは、見せてもできないものなのだ。



そういう技術を身に着けようとそのとき学んだ。

どうぞ好きなだけ真似してください。

全部パクっていいですよと出しても、パクれないって言わせてしまう技術。



いまだ、そんな技術はついちゃいませんが、これからも出し惜しみなく出し、与えて「それは火の玉さんだから出来ることで、ふつうは出来ないですよ」と言われれば、もう飯の心配はしなくていいみたいです。









これを言ったら野球選手も同じ・・・





打ち方や技術は、出しているのに私たちは同じことが出来ない。

ダルビッシュにカーブの投げ方を教えてもらっても、ダルビッシュのカーブは投げれない。
その人の経験、筋力、環境すべてがそろわないとそれは出来ないようになっている。


プロ野球選手でしかも1流の人は、基本こだわらなくても振れば打てちゃう人です。
足を上げようがすり足だろうがたぶん普通に打つ。

だから真似しても同じにならないんです。
根本から違うから。


どう違うのかというと練習する能力です。


もうやめろと言われるまでやってしまう能力です。

ほとんどの人は「やれ」と言われなければやらない。
今日も楽な方へお休みを取ります。

だけどプロ野球選手は楽な方へ行くのが練習。


マイケルジョーダンも果てしなくシュートを打っていた。

桑田さんは走れなくなったら、走り込みをやめた。

王さんは畳が擦り切れるまでバットを振った。


別に放っておいても勝手にやってしまう性格が才能みたいです。


そういう大好きで放っておいても、やってしまうものを子供の頃に見つけられた人は、とてもラッキー。



そうじゃなければ、他のものを探した方がいい。


原監督は1度だけ野球をやめようと思ったときがある。
やめると決めた次の日、ふつうにユニフォームに袖を通そうとした自分がいて、もうやめないと決めたそうです。


才能はどこで花開くかわかりません。

小さいときに野球が嫌いで嫌いで仕方なくて親に強引にやらされてたと言う人でプロになった人はいません。


あなたの才能は、開かせるべきところで開かせればいい。
苦痛ならば、それは違うってこと。

無理してやらないでやめればいいのにって思うよ。


ほんとうに好きなものに出会ったら、がーーーーっとハマっちゃうから。



だから人にもっとこうなって欲しいとか期待しない。

才能がないんだから。
見たらわかる。

才能があれば、放っておいてもやる。
見込みがあるならば、環境さえ用意してやればやる。

それでやらないならば、あきらめて自分の好きなことをしよう。


そうして他人が真似のできないものを10年かかって作ったら、人生の彩が鮮やかに変わっていくでしょう。

ありがとうございました。
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